ニュースリリース

～「東芝×三井住友海上」「デジタル×保険」で製造業サプライチェーンの強靭化を支援～

2022年10月28日（金）

東芝デジタルソリューションズ株式会社
三井住友海上火災保険株式会社

　東芝デジタルソリューションズ株式会社（取締役社長：岡田 俊輔）とＭＳ＆ＡＤインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社（取締役社長：舩曵 真一郎）は、製造業向けサプライチェーン・プラットフォームとネット加入型保険サービスの連携に関する協業を開始しました。
　東芝デジタルソリューションズのサプライチェーン・プラットフォーム「Meister SRM™ ポータル」に、三井住友海上が新たに構築した保険募集システムを連携し、本日から製造業向けの総合賠償責任保険にインターネット上で加入できる仕組みを実現します。
　デジタルプラットフォーム経由で、ネット上で加入手続きまで完結できる企業向け総合賠償責任保険の取扱いは、国内損保初^※１となります。

※１ 三井住友海上調べ

１．協業の背景
製造業の事業活動においては、平時の生産活動の効率性の追求だけでなく、有事の際にも生産能力を維持できる体制作りの重要性が認識されています^※２。また、相次ぐ自然災害やサプライヤを狙ったサイバー攻撃等により、サプライチェーン全体の事業活動に影響を及ぼすリスクにも直面しています。
このような背景から、サプライチェーンの強靭化を推進することが社会的に大きな意義を持つという共通認識のもと、東芝デジタルソリューションズと三井住友海上は、両社が提供する新しいサービスを連携することで、製造に関わる各サプライヤに必要な資力を継続的に支えていくための協業に至りました。

※２ 経済産業省「２０２１年版ものづくり白書」より

２．協業の概要
（１）概要
各サプライヤは「Meister SRM™ ポータル」経由で、いつでもネット加入型総合賠償責任保険の加入手続きを行うことができます。  

（２）東芝デジタルソリューションズの「Meister SRM™ ポータル」について
東芝デジタルソリューションズは、約１万社以上の企業が利用する製造業の調達・購買部門向けの戦略調達ソリューションである「Meister SRM ™」の新サービス、サプライチェーン・プラットフォーム「Meister SRM ™ ポータル^※３」の提供を２０２２年１０月１９日に開始しました。
サプライヤを含めた製造業の各企業が当サービスに加入し、繋がりを持つことでサプライチェーンのネットワークが可視化され、企業同士のコミュニケーションを促進します。また、当ネット加入型保険サービスをはじめ、さまざまなサービスと連携することにより、企業活動を支援します。

※３ 東芝デジタルソリューションズ　２０２２年１０月１９日発表　ニュースリリース
　　 サプライチェーン・プラットフォーム「Meister SRM™ポータル」を提供開始
　　 ～ものづくりに関わる企業同士が繋がり、サプライチェーンを強靭化・高度化するサービスを提供～
　　 URL: https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution/news/2022/1019.html

（３）三井住友海上のネット加入型総合賠償責任保険について
業務上の賠償責任リスクだけでなく、サイバーリスクや休業リスク、リコールリスク、使用者賠償責任リスクなど、サプライヤのさまざまなリスクに対して幅広い補償を提供します。各サプライヤは自社の製造・販売プロセスを踏まえて、その中から必要な補償を自ら選択することができます。
また、２４時間３６５日、いつでもネット上で保険料の見積りから加入手続きまでが完結できることで、従来に比べシームレスな保険手配を可能にし、お客さま体験価値の向上を実現します。

３．今後の展望
東芝デジタルソリューションズと三井住友海上は、製造業の発展のため、今後もサプライチェーンの強靭化を支援し、ＤＸ推進による新たなサービスの創出に取り組んでまいります。