ニュースリリース

～ ifLink^®を活用したソリューションで安心・安全を「見える化」 ～

2021年7月14日

東芝デジタルソリューションズ株式会社
株式会社WDS

　東芝デジタルソリューションズ株式会社（本社：神奈川県川崎市、取締役社長：島田太郎、以下、東芝デジタルソリューションズ）と株式会社WDS（本社：東京都荒川区、取締役社長：山田浩之、以下、WDS）は、共創型IoTプラットフォーム 「ifLink」をベースにした新型コロナ感染症対策ソリューションの創出に取り組んでいます。このほどWDSは、株式会社不二家（本社：東京都文京区大塚、代表取締役社長：河村宣行、以下、不二家）から 新型コロナ感染症対策ソリューションとして、ifLinkをベースにした「CO₂濃度モニタリングサービス」および、WDSの顔認識・体表面温度測定・マスクチェック装置「EG－Keeper^®（イージーキーパー）」を受注し、不二家が運営する全国の不二家レストラン直営32店舗に納入しました。
　CO₂濃度モニタリングサービスは、CO₂濃度検知センサーとタブレットで構成され、CO₂濃度をセンシングし、濃度が一定値を超えるとタブレットの画面に警告を通知、適切なタイミングで換気を促します。また、EG－Keeper®は、マスク着用でも顔認識が可能なAIエッジ解析カメラで、サーモグラフによる体表面温度検知機能を搭載しており、額の温度をすばやく正確に検知します。

　今回、不二家は、これらの新型コロナ感染症対策ソリューションを不二家レストランの入り口に設置。レストランフロアのCO₂濃度や換気状況、来店されたお客さまの体表面温度を「見える化」し、お客さまにも確認いただけるようにすることで、コロナ禍でも安心・安全に食事をしていただけるレストランの運営を推進していきます。

●導入の背景　コロナ禍でも「安全・安心」に食事を楽しむことができるレストラン空間の実現
　不二家は、食品企業として常に「食の安全」を最優先の課題とし、食品事故の未然防止と製品の安全性を向上させるため、国際検査統合基準などを採用し万全な対策を行ってきました。コロナ禍により外食レストラン産業が厳しい状況に直面する中、同社はレストランフロアの安全・安心対策として、店舗の入口における検温に加え、国の指針として取り上げられているCO₂濃度のモニタリングや適切な換気などを検討していました。そこで、WDSと東芝デジタルソリューションズが提案したのが、一般社団法人ifLinkオープンコミュニティ^注の「ifLink×新型コロナ課題を解決するぞ部」で試作し商品化されたCO₂濃度モニタリングサービスおよび、WDSの顔認識・体表面温度測定・マスクチェック装置EG－Keeper^®でした。

今回の採用にあたって、不二家ご担当者様よりコメントをいただきました。

＜株式会社不二家　フードサービス部　次長　寺下泰司　様＞
　ifLinkプラットフォーム上でのCO₂濃度モニタリングサービスと他のサービスとの連携による機能拡張の可能性におきましては、アフターコロナ対応における新しい生活様式のニーズに合ったお客さまとの接点創りのさらなる強化が期待できます。また、当社のもつキャラクター「ペコちゃん」を強みとしてお子さまやファミリーを中心に親しみのある売場創りを目指しており、その中において今回導入したEG－Keeper^®では単なる検温だけでなく、すべてのお客さまに親しみをもって注意喚起と対策をとるべく「ペコちゃん」の似顔絵映像を画面上に映し出すカスタマイズをしていただきました。
　このような、他にはない機能とサービスの充実が今回導入させていただくにあたっての大きなポイントとなりました。

　東芝デジタルソリューションズおよびWDSは、今後もifLinkプラットフォームやifLinkオープンコミュニティでの活動を通じて、コロナ禍での課題を解決するソリューションを提供し、安心・安全に生活できるような社会の実現に貢献していきます。