米国の分散電源向け制御の「PXiSE社」・三井物産との協業検討について
~電力レジリエンスを強化するマイクログリッド向け分散電源制御ソリューションを活用~ニュースリリース
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東芝エネルギーシステムズ株式会社
当社はこのほど、分散電源向け制御ソフトウエアの開発・販売を行う米国のPXiSE Energy Solutions, LLC(パイス、以下「パイス社」)及び三井物産株式会社(以下「三井物産」)と、国内外におけるマイクログリッド導入拡大へ向けた分散電源制御ソリューションの提供に関する技術・販売提携の検討を行うことについて合意しました。今回の合意を踏まえ、マイクログリッド向けのサービスの拡大を図ります。
マイクログリッドは、再生可能エネルギーや蓄電池などを組み合わせて電力供給量を制御し、公共施設、オフィス、学校などの需要家のエネルギー需要量を把握することで独立して電力の安定供給を実現する小規模なエネルギー・ネットワークです。
当社はこれまで、電力系統向けに高信頼度のマイクログリッド用エネルギー管理システム(μEMS)を展開し、再生可能エネルギーの導入拡大による二酸化炭素排出削減に貢献してきました注。μEMSのさらなる展開に加えて、今回の協業検討を機に災害・非常時にも系統から独立してエネルギーの安定供給を継続するレジリエンスの高いマイクログリッドの運用を実現し、より幅広いお客様のニーズに応えるソリューションの提供を目指します。
パイス社は、蓄電池をはじめとする分散電源向け高速制御技術のソフトウエア開発・提供の実績が豊富であり、米国を中心に再生可能エネルギー事業者や系統運営者、一般事業家向けにマイクログリッドに必要なエネルギーマネジメントと分散電源の高速制御を行うソフトウエアを販売しています。これに当社が今まで培ってきた、再生可能エネルギーの供給や分散型電源の制御システム、VPPの運用ノウハウを加えることで、平常時に分散電源を効率的に活用し、災害時にマイクログリッドを実現する分散電源ソリューションを構築することが可能となります。
三井物産は、2018年にパイス社へ出資をしていますが、国内外の広いネットワークを生かし、マイクログリッド案件の紹介や構築を通じ、今回の提携検討をサポートします。
3社が持っている知見・技術・商流を生かし、マイクログリッド向け分散電源制御ソリューションを、国内外へ積極的に提供していきます。
注https://www.global.toshiba/jp/news/energy/2019/01/news-20190122-01.html
パイス社概要
正式名称 | PXiSE Energy Solutions, LLC |
設立 | 2016年 |
本社所在地 | 米国カリフォルニア州 |
出資者 |
Sempra Technology Ventures, LLC(Sempra Energy 100%子会社) AEC Holding Inc.(三井物産 100%子会社) |
事業内容 | 分散電源向けエネルギーマネジメント、制御ソフトウエアの開発・販売 |
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