福島県阿武隈地域における陸上風力発電所向け風車の受注について
~国内最大規模となる総発電容量約14万7千kWの風車を納入~
2022年04月04日
東芝エネルギーシステムズ株式会社
- ニュースリリース
- 再生可能エネルギー
- 受注・納入
当社は、福島復興風力合同会社より、福島県阿武隈地域における陸上風力発電所注1向けの風車46基(合計14万7千kW)の供給および20年間のO&M契約(風車、BOP注2)を受注しました。このたび、当該陸上風力発電所の建設工事が開始され、当社は本発電所向けにGE3.2MW風車(型式:3.2-103)を納入予定です。
近年、気候変動問題への取り組みとして、再生可能エネルギー発電の導入拡大が世界中で進んでいます。福島県は、「再生可能エネルギー先駆けの地」となることを目指し、2040年頃を目途に県内エネルギー需要の100パーセント相当以上を再生可能エネルギーで生み出すという目標を掲げています。
福島復興風力合同会社は、2017年に福島県による公募において事業者として選定され、同県より支援事業費補助金の交付を受けて、本発電所の開発を推進してきました。福島県田村市、大熊町、浪江町、葛尾村にまたがる阿武隈地域の稜線上に全高約148メートルの風車を46基設置し、国内最大規模の陸上風力発電所として2025年春の完工を予定しています。本発電所の総発電容量は約14万7千キロワットとなり、年間想定発電量は約12万世帯分の消費電力量に相当します。
当社は、日本国内において風力や太陽光などの再生可能エネルギー発電設備の設置・運営や送変電網への接続、エンジニアリング力に強みがあります。また、GE3.2MW風車は、高効率で信頼性が高く、国内においても多数の納入実績があります。このような当社の技術力やGEの風車の実績が評価され、今回の大型受注に至りました。
当社は、今回の受注を機に、国内における陸上風力向けの事業展開を加速させ、日本の風力発電の普及およびカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
注1 阿武隈風力第一発電所、阿武隈風力第二発電所、阿武隈風力第三発電所および阿武隈風力第四発電所から構成される。
注2 BOP(Balance of plant) : 発電所における風車以外の周辺機器
事業概要
名称 | 阿武隈風力発電事業 |
事業主体 | 福島復興風力合同会社 |
出資者 | 住友商事株式会社、JR東日本エネルギー開発株式会社、一般財団法人ふくしま未来研究会、株式会社ジャパンウィンドエンジニアリング、福島発電株式会社、清水建設株式会社、株式会社大林クリーンエナジー、株式会社レノバ、信夫山福島電力株式会社 |
計画地域 | 福島県田村市、大熊町、浪江町、葛尾村 |
総発電量 | 約14万7千キロワット |
スケジュール | 2022年着工、2025年完工(予定) |
計画地点 位置図
ニュースリリースに掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝エネルギーシステムズ株式会社に関するお問い合わせをご覧下さい。