当社の英国法人である東芝欧州社はこの度、当社グループが長年研究開発を進めてきた量子暗号通信技術において、英国物理学会のビジネスイノベーションアワード2021を受賞しました。
本アワードは、物理学および物理学者の産業界への多大な貢献について授与される賞です。今回、当社グループが量子暗号通信の商業化に成功し産業に大きな貢献を果たしたこと、そして現在および将来のサイバー攻撃による脅威から通信インフラを保護し、量子社会への道を拓いたことが高く評価され、受賞に至りました。
量子暗号通信技術は、1991年に開設した当社初の海外研究所である英国の東芝欧州社ケンブリッジ研究所において研究を開始し、20年以上の長きにわたり研究開発を続けてきた、量子物理学の原理法則を応用し理論上盗聴が不可能なセキュアな通信を実現する暗号通信技術です。
当社グループは、来たる量子インターネット時代に備え、量子暗号通信技術の研究開発を継続するとともに、医療・金融・政府機関などの多様なアプリケーションでの量子暗号通信技術の実用化を推進してまいります。
受賞の詳細は以下リンク先をご覧ください:
https://www.iop.org/about/awards/business-awards/2021-winners/toshiba