マルチメディア処理

次世代動画像符号化技術に向けての取り組み

ヒューマンインタフェース技術紹介パンフレット2010

概要

次世代動画像符号化技術は、高解像度の映像を少ないデータ量で記録、伝送するための技術です。フルHD放送やその先の4k×2k実験放送など、世の中で取り扱う映像情報は増加の一途をたどっており、映像情報を効率よく圧縮する手段が求められています。わたしたちは高解像度映像の符号化効率を向上させる技術開発に取り組み、物体の動きを効率よく予測する手法、圧縮により劣化した画像を効果的に復元する手法、最適な圧縮パラメータを適応的に選択する手法などを開発しています。これら技術を国際規格とするための標準化提案・採用活動にも注力しています。

次世代動画像符号化技術に向けての取り組みの概要の図
次世代動画像符号化技術に向けての取り組みの概要

映像符号化分野における国際標準化を行っているJCT-VC(Joint Collaborative Team on Video Coding of ITU-T VCEG(Video Coding Experts Group)and ISO/IEC MPEG(Moving Picture Experts Group))への提案を行っています。