機能とシステム構成
Meister MR Linkは、東芝社内外での導入実績とお客様の生の声を集約し、製造現場で実際に必要とされる機能を標準化しているため、導入してすぐに効果を体感いただけます。
システム構成
“いつでも”、“いくつでも”、“何度でも”3D CADデータを3Dモデルに変換できる「データ変換ツール」と、iPadにインストールして使用する「タブレットアプリケーション」を、サブスクリプション形式で提供します。
*SATLYS映像解析AI:物体の検出と追跡、人物の顔・姿勢・行動の認識、人数 や密集度のカウントなどが可能な学習済みAIモデル
注)タブレットアプリケーションはiPadに搭載するため、AppStoreからの入手となります。
1.データ変換ツール
通常の業務で使用しているパソコンでも動作するアプリケーションで、直接CADデータを取り込むことが可能です。タブレットで使用する3Dモデルを出力します。
取り込み可能なデータ形式
3DS、3MF、Collada、FBX、glTF、OBJ、PLY、STL、U3D、USD、VRML、X3D、DXF、IGES、IFC、STEP、3D PDF、PRC、CATIA V5
動作環境
Windows10搭載PC
(推奨スペック:メモリ16GB以上、GPU搭載モデル)
(動画:1分30秒)
2.溶接打点の自動判定アプリケーション(NEW)
東芝のAI映像解析技術(SATLYS 映像解析AI)と連携することで、自動で溶接打点が正しい位置にあるかを判定できます。十数打点を数秒で検査することができるので、これまでの作業時間を格段に短縮します。
注)チェック作業をサポートする機能ですが、作業結果を保証するものではありません。また判定時間は当社環境内での数値です。
溶接打点の自動判定後のずれ量の計測や、それ以外の自動判定などについては、ご相談ください。
(動画:0分31秒)
3.タブレットアプリケーション
現場で使用するタブレットに搭載するアプリケーションの基本機能を紹介します。
また、これらのアプリケーション以外にお客様の現場リクエストにも個別に対応します。
動作環境
iPad Pro 11インチ(第3世代~)、iPad OS 16.4~
※動作確認済みのバージョンです。
AR/MR表示(マーカーレス)
位置合わせのためのマーカーは不要で実物の形状に合わせて3Dモデルが重畳されます。
モデルチェック機能
画面を見ながらチェック結果として判定結果、画像、テキストを入力できます。
作業実績確認機能
チェック結果の振り返りと未チェックデータを確認/フォローすることができます。
証跡管理(バーチャル付箋)
指摘や不具合個所を残す場合に内容と座標情報を記録できます。
画面のズーム機能
細かい部品を検査する時に対象物を画面の中心にフォーカスできます。
簡易3D計測機能
2点間の3次元計測ができるのでメジャー感覚で距離感が確認できます。
エッジ表示機能
形状や部品のあるなしを確認する際にモデルのエッジのみを表示できます。
CSV出力/読込機能
モデルチェック機能で入力した情報をすべてCSV形式でファイル出力できます。
上記以外の3Dモデルと実物の自動マッチング、形状測定などの機能や、他ツールとの組み合わせによる利用については、ご相談ください。
資料ダウンロード
商品紹介のリーフレットをダウンロードいただけます。