東京メトロに採用された交通チケットオープン化プラットフォーム
「どこチケ®」が商用サービスの提供を開始
~デジタル乗車券機能で、東京メトロ24時間券でのスムーズな乗車に貢献~
2025年03月21日
東芝インフラシステムズ株式会社
当社が開発した交通チケットオープン化プラットフォーム「どこチケ®」の「QR乗車券システム」が、東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)に採用され、2025年3月22日から商用サービスの提供を開始します。本サービスにより、東京メトロ24時間券※1を対象に、東京メトロ全線の改札機においてQR乗車券※2やクレジットカードのタッチ決済※3を活用したデジタル乗車券の利用が可能となり、現金での乗車券の購入等を伴わないスムーズな乗車に貢献します。なお、本サービスの本格的な商用サービスの提供は初となります。
近年の人口減少に加え、コロナ禍以降のリモートワーク等の生活様式の変容により、鉄道の利用者や定期券の購入者が減少する一方、訪日外国人の増加に伴い利用者が多様化しています。このような中、運用コストの削減や広がる旅客の多様性に応じた乗車サービスの向上が求められていると当社は考えています。
今般東京メトロに採用された当社の「どこチケ®」の「QR乗車券システム」は、デジタル乗車券の情報をサーバー内で管理し、有効性の判定や情報更新を行うことで、改札機等でデジタル乗車券の利用を可能にするシステムです。また、クラウドを利用したSaaS(Software as a Service)となっており、デジタル乗車券を活用したよりスムーズな新しい乗車サービスの運用を、低コスト、短期間で開始する事ができます。
また、当社は「どこチケ®」の機能として、今般東京メトロに採用された「QR乗車券システム」のほか、乗車券を様々なサービスを提供する事業者(以下、サービス事業者)が自社ビジネスで自由に使えるようになる「乗車券オープン化サービス」も行っています※4。「乗車券オープン化サービス」は、映画のチケットアプリに乗車券の機能を持たせる等、サービス事業者にて自律的に乗車券を使った企画、販促活動が可能となり、「サービス利用+移動」の促進が期待できます※5。
当社は、「どこチケ®」の提供を通じ、鉄道を便利に安心して利用できる新しいサービスを提供し、「サービス利用+移動」を促進することで、地域経済の活性化と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※1 東京メトロ全線において、使⽤開始から24時間乗り降り自由な乗車券
※2 QRコードを使用したデジタル乗車券 QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※3 クレジットカードのタッチ決済については、QUADRAC株式会社のQ-moveと組み合わせることで実現しています。
※4 東京メトロに今回採用されたのは「QR乗車券システム」のみです。
※5 本資料に掲載のサービス内容は、旅行業法その他法令に基づき実施されることが前提となります。
東京メトロが提供する「クレジットカードのタッチ決済等を活用した乗車サービス」の詳細は以下のニュースリリースをご覧ください。
URL:https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews250303_13.pdf (PDF形式)
「どこチケ®」の主な特長については、当社ホームページをご参照ください。
URL:https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/security-automation/traffic-ticket-pf.html