新製品の主な特長

1.PHS電話内蔵、 32Kbps高速データ通信対応

(1)PHS電話機能
画面に表示される電話帳から相手の名前を選んで、 または電話キー表示より電話番号を入力し、 PHS電話として活用できます。

(2)PHS32Kbps高速データ通信対応
4月1日から実施される予定の、32K(32,000)bpsの高速データ通信を 実現するDDIポケット電話グループのPHSデータ通信サービス 「αDATA32」に対応し、 PHS標準高速データ通信「PIAFS(PHS Internet Access Forum Standard)方式」と DDIポケット電話グループ独自の 「αDATA」の両方の通信機能を 業界で初めて内蔵しています。
これにより、「PIAFS」に対応した機器とだけでなく、 「αDATA」を利用し、既存の モデムへの通信(無線モデム通信)やG3FAXへの通信(無線FAX通信)、ISDN ターミナルアダプタへの通信(無線インターネット通信)も可能です。


2.ダイヤルアップIP接続 インターネットWWWブラウザ機能

インターネットWWW(World Wide Web)サーバのブラウザ(閲覧)ソフトを 搭載しており、PHS公衆回線を通してダイヤルアップIP接続で インターネットのホームページを閲覧できます。 一度アクセスした情報は本体内メモリに残っており(キャッシュ)、 通信を切った後でも確認できます(オフラインブラウジング機能)。 また、あらかじめ指定した情報源(URL)を一括で受信する (予約指定)こともできます。


3.ダイヤルアップIP接続 インターネット電子メール機能

PHS公衆回線を通して、ダイヤルアップIP接続でインターネットの 電子メールを活用できます。インターネットメ-ル標準の「MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions)」形式で、ペンで書いた手書きメモや ホームページのデータなどテキスト以外のデータも添付ファイルとして やり取りできます。


4.ペン操作の個人情報管理 (PIM = Personal Information Manager)機能搭載

(1)アドレス
一人当たりの情報として、家や会社の住所、電話、FAX、PHSや ポケベルの電話番号、メールアドレスなど、最大24項目を登録できます。 この情報は電話、FAX、メール発信機能などと連動しており、二重の登録が 不要になります。

(2)「スケジュール」
時間指定スケジュール(例:2/10 9:00~11:00)と日間スケジュール (例:2/10~2/15) 、日付なしスケジュールを一括で管理でき、 それぞれにチェックマークをつけられますので、ToDoリストとしても 活用できます。
スケジュール項目(予定、場所)には256文字まで入るので、 メールで受け取った会議案内の必要部分のみをコピーして 登録することもできます。

(3)「手書きメモ」
手書きで描いたメモを、付箋を貼り付ける感覚で「スケジュール」や 「アドレス」「ノート」に貼り付けられます。手書きメモは4枚または12枚を 一覧表示できます。
また、スケジュールに手書きメモを貼り付け、手書きメモの上1/4を そのまま項目表示することもできます。

(4)「ノート」
テキスト文字を自由に入力・編集できるので、メールやFAXで 送信したい文面を作成したり、自由帳として活用できます。また、 メールやパソコン通信で受信したテキスト情報を編集してFAXや メール送信したり、必要部分だけ切り取って保存するなどの使い方も できます。


5.本体内メモリユーザエリア約1MB(1,000KB)搭載。 さらに外部記憶「Smart Media」に対応

本体内メモリのユーザエリア約1MBに、PIMデータやメール内容、ホームページ 内容などが記憶でき、メイン電池や補助電池により、電源を切っても保持しています。
また、データバックアップ用の外部記憶媒体として、切手サイズのメモリカード 「Smart Media(スマートメディア)」専用スロットを装備しており、「Smart Media」 (別売)を用いることで2MBものデータを記憶できます。なお、「Smart Media」は 将来4MB、8MBのタイプも商品化される予定です。


6.パソコンとのデータ連携が可能

「GENIO(ジェニオ)」に内蔵されているPIMソフトと、パソコンのデータを 連携できるパソコン用PIMソフト「ジェニオPIMV1.0( Windows (R)95対応)」を、 「GENIOホームページ」(http://www2.toshiba.co.jp/genio/ 2月28日開設)から、 新製品の発売と同時にパソコンに無料でダウンロードできます。「ジェニオPIM」を 使ってパソコンで入力したアドレスを「GENIO(ジェニオ)」に登録したり、 「GENIO(ジェニオ)」で外出中に入力した情報を「ジェニオPIM」を介して パソコンで活用できます。
また、「ジェニオPIM」はCSV(Comma Separated Value)テキスト形式と 互換がとれるので、 「Microsoft (R) Schedule+」や 「Lotus Organizer」、「ザウルスリンク」などパソコン用PIMソフトのデータとも 互換が取れます。
パソコンとのデータのやり取りは以下の2つの方式で可能です。

(1)RS-232Cケーブルによるデータリンク
別売の「PCリンクケーブル(RS-232Cクロスケーブル)」(5,500円:税別)が 必要。9ピンのRS-232Cインタフェースがある Windows(R)95パソコンとの データのやりとりが可能です。

(2)赤外線通信によるデータリンク
IrDA1.0準拠の赤外線通信ポートがある Windows(R)95パソコンとデータのやりとりが 可能です。


7.その他の通信機能

(1)パソコン通信アクセス機能
「People」「NIFTY-Serve」などのパソコン通信サービスへアクセスできます。 オートログインソフト(スクリプトの変更も可能)を本体に組み込んでいるので、 ユーザID、パスワード、アクセスポイントの設定だけで、パソコン通信サービスの 電子メールや電子掲示板を利用することができます。

(2)FAX送信機能
情報を自由に書き込める「ノート」のテキスト文字やノートに貼り付けた 「手書きメモ」を、G3規格のFAXに送信できます。
メールで受信した内容を修正してFAXしたり、FAXをプリンタ代わりに利用できます。

(3)「手書きメモ」送受信機能
「GENIO(ジェニオ)」同士で、「手書きメモ」に描いた内容をダイレクトに 送受信できます。
PHS回線を通して遠隔地の「GENIO(ジェニオ)」とはもちろん、トランシーバ登録を した「GENIO」同士ならトランシーバ通信で約100m以内の近距離の 「GENIO」との送受信が可能です。

(4)Pメール機能(DDIポケット電話グループPメール準拠)
DDIポケット電話グループの「Pメール機能」に準拠したPHS電話機や「GENIO」と、 英数カナ20文字までのメッセージを送受信できます。

(5)ポケベルへのメッセージ送信
ポケベルにもメッセージを送信できます。また、カナを入力するとポケベルの 数字に変換する「ポケベルメッセージ入力機能」も用意しています。


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