リアルタイムで画像診断が可能なヘリカルスキャン方式X線CT装置の発売について

1996年1月24日

株式会社 東芝
東芝メディカル株式会社

 当社は、身体の断層画像を連続して撮影することができるヘリカルスキャン方式の 全身用X線CT装置として、リアルタイムで画像診断が可能な「リアルテクノロジー 機能」に対応した新製品「Xvision/SP」を開発し、 本日から営業活動を開始します。

 新製品は、普及タイプの全身用X線CT装置「Xvisionシリーズ」の 最高機種として、固体検出器を搭載することにより高級機種の持つ世界最高レベルの 画質を保持するとともに、リアルタイムでのCT透視を世界で初めて可能にした 当社開発の「リアルテクノロジー機能」をオプション搭載可能としたものです。
 「リアルテクノロジー機能」を装備することで、従来、撮影の数秒後でなければ 観察できなかった身体の断層画像を、撮影とほぼ同時にかつ連続して観察することが 可能になります。これにより、検査効率の向上による時間短縮が図れるとともに、 患部のバイオプシー検査*における組織摘出なども容易になり、検査精度や患者の 安全性を向上できます。
 なお、新製品の国内での販売は、東芝メディカル株式会社が担当します。

*バイオプシー検査: (体表より患部を穿刺し、引き抜くことにより組織を 採集する針)を用いて患部組織の一部を採取し、病理検査(顕微鏡下の組織診断)を 行う検査方法。


新製品の概要
開発の背景と狙い
新製品の主な特長
新製品の主な仕様
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