変化を力に、デジタルで挑む新たな価値創造

気象の変化がもたらす災害を未然に防ぐため、保険業界に向けて気象データを活用した新たなサービスを提案している、営業の石川 貴之。部門を越えたチーム連携を大切にしながら、スピード感を持って提案を重ねる。趣味のF1観戦でも常に変化を楽しみ、そこから新しい発想を得ているという。そんな石川にとっての、“デジタル”について語ってもらった。


仲間と共に挑む!「気象災害」という社会的な課題解決の最前線


私は、保険業界のお客さまが持つ多様なデータをそのビジネスに効果的に活用できるよう、製品やサービスを提案しています。お客さまのデータと東芝グループが持つデータを掛け合わせたり、AIなどの先進技術を適用したりすることで、単なる課題解決にとどまらない「+αの価値」を届けたい。そんな想いを持ちながら、気象データサービスに深く関わってきました。高い精度で「降雹(ひょう) 」の予測が可能な「降雹予測サービス」を活用し、保険の契約者へ事前通知することで、被害を最小限にとどめるプロジェクトは、私にとって非常にやりがいのある仕事です。

提案活動を進めるうえで特に大切にしている点は、「部門を越えた連携」です。お客さまの課題には、一社や一部署だけでは解決できない複雑さがあり、多くの技術やノウハウを組み合わせたアプローチが重要になります。東芝グループには高度な専門知識を持つ技術者が数多く在籍しており、風通しの良さもあります。そんな社風を生かして積極的に周囲を巻き込みながら、より良い提案になるように工夫する。こうした仲間の力を借りて新しい価値を生み出していくプロセスが、私にとっての仕事の醍醐味です。

もう一つ大切にしているのは「対応の速さ」です。お客さまのニーズは日々変化していますし、世の中のトレンドの移り変わりはますます早くなっています。ですから私も、提案から実行まで、あるいは問い合わせを受けてから回答するまでのスピードを意識し、社内外へ少しでも早く応対できるように心掛けています。たとえすぐに答えられなくても、調査したり対策を講じたりしている現状を伝える一報を入れることで、お客さまに安心していただけます。一見すると当たり前の対応ですが、こうしたことの積み重ねが信頼につながっていきます。「この人なら任せたい」と思っていただけるような営業になることが、私の目標です。

この仕事の面白さは、自分の日常にある「気づき」を社会課題として捉え、お客さまへの提案につなげられる点にあります。私は自動車が大好きで、中古車情報を毎日チェックしています。 その中で、近年「雹害車両」という表示を目にすることが増えました。雹害を受けると、多くの場合で価格が大きく下落してしまいます。この雹による車の損害の急増への気づきが、降雹予測サービスの重要性を実感するきっかけになりました。実際に降雹予測サービスの利用者の方々から「雹を回避できた」「とても役に立った」という声をいただくと、大きなやりがいを感じます。

自分が関わったサービスによる効果が具体的な数字として表れ、実被害を減らせたと感じられた瞬間は、仕事の意義を強く実感できて嬉しく思います。最近、この取り組みがテレビや雑誌で紹介され、社会的にも価値のある活動になっているのだと感じ、私自身の励みになりました。自分の仕事が人々の暮らしを守り、安心につながっていることが、何よりも誇りです。


人とデジタルの力をつなぎ、豊かな社会を創る


デジタル技術は、労働力不足や気候変動といった社会課題の解決に大きく貢献していくでしょう。人々にとって、不便さが減り、より快適で安心できる暮らしを、今後はさらに身近な日常で感じられるようになっていくと思います。一方で、デジタルとアナログのすみ分けも重要です。例えば、人に密接に関わる介護の現場では、デジタル一辺倒という訳にはいきません。そこでは、人の感情に意識を向けることがある程度必要になります。要介護者を起こしたり抱きかかえたりするときは、ロボットではなく介助者が触れるほうが、人の温もりが伝わり、要介護者に安心してもらえることも多いでしょう。ロボットは、介助者のサポート役として有効です。

大切なのは「デジタルの恩恵を安全かつ最大限に活用するために、さまざまな技術への理解を深めていくこと」ではないでしょうか。お客さまへの提案においては、データ分析・解析に関する知識を必要とする局面が多くあります。お客さまへ「+αの価値」を届けられるように、AIをはじめとする先進の技術への理解も一層深めていくつもりです。そのうえで、お客さまに「伝える力」や「届ける力」を磨き続けていきたいと考えています。

これからの10年は、さらなる技術の発展と社会への浸透で、あらゆるものから得られるデータを活用できる時代になると思います。データの活用は、社会課題の解決だけでなく、人々の生活をより豊かにする取り組みを、いっそう加速させるでしょう。私はF1の観戦が趣味で、最近は、動画配信サービスでレースを楽しんでいます。配信の画面は4分割され、ドライバー目線のカメラ映像(オンボード映像)やラップタイム、コース上の位置関係などがリアルタイムに確認できます。これまで“見えなかった世界”がデジタルの力で可視化され、より臨場感あふれる観戦体験になりました。このように自分自身が実際に目の当たりにすると、もっと身近な生活の場面にもデジタルの力を広げられると感じます。その変化をリードしていけるように、常に新しい提案に挑み続けたいです。

担当している保険業界という視点でも、新しい世界に関われる可能性を楽しみにしています。例えば、今後、自動運転車や新たなモビリティ手段が普及すれば、保険の仕組みやサービスも大きく変わるはずです。 そうした変化を確実に捉えながら、新しい価値を提案できる営業でありたいと考えています。東芝グループで取り扱う技術はさまざまです。多岐にわたる業種のお客さまと関わるなど、日ごろから多様な分野に踏み出せる環境に恵まれています。課題が複雑化する世の中だからこそ、自分自身の興味や関心の変化を受け入れ、積極的に新しいことに挑戦していきます。いつでも前向きに、仲間と共に笑顔で働く姿勢を忘れず、人と社会に寄り添う営業を目指して精進したいです。

大切なことば

「楽しく、前向きに」
この言葉は、私が仕事をするうえで最も大切にしている姿勢です。楽しく、前向きに取り組むことは一見すると簡単そうですが、継続するとなると、難しいことだと思います。現在、私が仕事で携わっている分野は自身の日常生活に近く、大好きな車にも関わる内容であるため、自然と前向きになれる場面が多くあります。変化の大きい時代の中、自分の興味や関心への情熱を原動力に新しい挑戦を楽しむことが、楽しく前向きな取り組みに、そして自身の成長につながると感じています。

石川 貴之(ISHIKAWA Takayuki)

東芝デジタルソリューションズ株式会社
ICTソリューション事業部
保険ソリューション営業部
営業第二担当


入社以来、保険業界の課題に対し、データ活用やAIをはじめとした先進技術の適用による解決策を提案してきた。気象データを活用した降雹予測サービスを中心に、東芝グループの技術を融合させたソリューションによる、社会課題の解決に取り組んでいる。

執筆:佐々木 千之

  • この記事に掲載の、社名、部署名、役職名などは、2026年2月現在のものです。
  • この記事に記載されている社名および商品名は、それぞれ各社が商標または登録商標として使用している場合があります。

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