- 運転・制御
自動列車運転装置(ATO)の減速特性モデル自動調整
天候や乗車率によるブレーキ力の変動や編成個体差があっても、高い停止位置精度を実現します。
- 東芝のATOは、乗り心地よく正確な駅停止を実現するため、減速特性モデルで列車の速度と位置の推移を予測し、適切なブレーキ指令を選択します。
- ブレーキを掛けて減速する間、速度推移から減速度を推定して、「ブレーキの利き具合」に関する短期パラメータを自動調整することにより、天候や乗車率による減速特性の短期的な変動があっても、高い停止位置精度を実現します。
- 駅停止後、駅間での短期パラメータ調整結果に基づいて、「ブレーキの利き具合」に関する長期パラメータを自動調整することにより、編成個体差や経年変化があっても、良好な乗り心地を実現します。
応用先
- 自動列車運転装置(ATO)
ベンチマーク・強み・実績
- 東芝の納入した在来線ATOすべてに搭載
問い合わせ窓口
問合せの際はタイトル[東芝AI技術カタログ:自動列車運転装置(ATO)の減速特性モデル自動調整]やURLを文面に含めてください。
本技術は研究開発中のためご要望にすぐに対応できない可能性があります。
参考文献:
- ”地下鉄向け自動列車運転システム”, 東芝レビュー Vol.63 No.12 (2008) (PDF形式)
- ”予測制御を応用したATOシステムー営業運転における停止位置精度の評価ー”, 第47回鉄道サイバネ・シンポジウム No.530 (2010)
- ”東芝の自動列車運転システムー走行計画により自動で駅間走行時間を守りながら省エネ走行を実現ー”, 鉄道車両と技術 No.177 (2011)
- ”列車の自動運転技術の開発―乗り心地と停止位置精度を両立し、駅間走行時間を守りながら省エネ走行―”(2016)