ニュースリリース

～電力量をCO₂換算で大幅に削減する「東芝V2Xシステム「マルチパワーコンディショナ」」が受賞～

　当社の『東芝V2Xシステム「マルチパワーコンディショナ」』（以下、本製品）が、国内最大の電気設備総合展示会『JECA FAIR 2023 ～第71回電設工業展～」の第62回製品コンクールにおいて、（一社）日本電設工業協会　奨励賞を受賞しました。表彰式は7月7日に行われます。

　今回で62回目となる製品コンクールは、電気設備に関連する資機材の進歩改良を促進し、電気設備技術の向上と電気保安の一層の確保を図ることにより関連企業の振興と社会生活の向上に資することを目的に、「JECA FAIR 2023製品コンクール審査委員会」が技術的観点、社会的貢献度、着想、将来性や市場性等の観点から優れていると評価できるものを審査・選考したものです。

　本製品は、東芝 リチウムイオン二次電池SCiB™と太陽光パネル、およびEV用充放電器を、交流を介さず直流のまま接続すること（以下、直流リンク）を可能とした製品です。直流リンク方式により、交流で接続した従来の方式と比較して、PVからEVへ充電するために必要な電力量を年間で1,054kWh、CO₂換算で481t削減し、EVシフトによるCO₂排出量削減に貢献します。
　また、PV用、蓄電池用のPCS機能を一つのパッケージに内蔵し、EV用充放電器と共にオールインワンで制御することで、EV搭載の蓄電池を、災害時など長期間停電時の非常用電源や、電力ピーク抑制のための調整力としても活用が可能となります。これらの点が評価され、受賞に至りました。

　当社は、今後もカーボンニュートラル社会の実現を目指すとともに、お客様設備の健全な運用に貢献していきます。