ニュースリリース

NEWS RELEASE


鳥取県米子市との下水道終末処理場等包括的運転維持管理業務委託契約の締結について

~米子市独自の下水道施設「地域連携方式包括的民間委託」の業務受託~

2023年03月09日

東芝インフラシステムズ株式会社

 東芝インフラシステムズ株式会社(代表取締役社長:今野貴之、本社:神奈川県川崎市 以下「当社」)とクボタ環境エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:中河浩一、本社:東京都中央区 以下「クボタ」)、後藤工業株式会社(代表取締役社長:平田治雄、本社:鳥取県米子市 以下「後藤工業」)からなる共同企業体(以下、「当グループ」)は3月7日、米子市と「米子市下水道終末処理場等包括的運転維持管理業務委託」に関する契約を締結しました。本契約は、米子市独自の地元企業と専門企業が連携して民間のノウハウや創意工夫を活用する地域連携方式包括的民間委託となります。 

 米子市では公共下水道施設の抱える老朽化や災害対応等の様々な課題に対応するために、運転・維持管理の将来に向けた見直しの検討を行ってきました。検討にあたっては、地元企業と専門企業が連携して民間のノウハウや創意工夫を活用する体制(地域連携方式)および今まで米子市下水道施設の運転・維持管理を行ってきた「一般財団法人米子市生活環境公社」を民営化して、職員を民間事業者で雇用継承するスキームの特徴を備えた米子市独自の「地域連携方式包括的民間委託」を候補としていました。

 当グループは、米子市の考えを受け、「がいな縁※注を繋ぎ支える米子の水と未来」を基本コンセプトとして、専門企業である当社とクボタおよび地元企業である後藤工業が連携し、持続可能な管理体制を構築するべく提案を行い、業務受託に至りました。今後、当グループは、地域共生の精神で米子の発展に寄与する事業を目指し、地元の人財や企業との「がいな縁」の理念をさらに広げ将来の広域化も見据えた事業へと推進していきます。

 当社は、本件の下水道公社を民営化し職員の雇用を継承するというスキームの受託実績と、全国各地で培った運転・維持管理業務のノウハウを活かし、全国各地域で地元企業と連携して、持続可能な上下水道事業に貢献してまいります。

※注)これまでになかった地元の人財や企業との大きな(がいな)繋がり(縁)を意味しています。
地元企業や団体でチーム一丸となり、縁の下の力持ちとして米子を支えていくという想いを込めた、当グループに共通する理念です。

【契約概要】

事業名 米子市下水道終末処理場等包括的運転維持管理業務委託
発注者 米子市
受託者 クボタ環境・後藤工業・東芝共同企業体
事業期間 2023年4月1日~2026年3月31日(3年間)
契約金額 2,750,000,000円(税込み)(当社比率:25%)
業務内容 内浜処理場、皆生処理場をはじめとする米子市公共下水道の施設の運転維持管理業務を包括的に実施
グループ事業コンセプト
内浜処理場