ニュースリリースNEWS RELEASE

低CO2川崎ブランド'20(大賞)の認定について

2021年1月19日

 東芝インフラシステムズ株式会社(以下、当社)小向事業所で開発した「マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ(TW4498)」が、川崎市が認定する2020年度の「低CO2川崎ブランド」の大賞に選ばれました。

 同制度は、川崎市が地球温暖化対策の一環として低炭素化に向けた川崎発の製品・技術等を認定するもので、当社として大賞の認定は今回が初めてとなります。

 認定されたマルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ(TW4498)は、パラボラ型のマルチパラメータ気象レーダが持つ二重偏波機能*1と、フェーズドアレイ気象レーダが持つ高速3次元立体観測*2の長所を兼ね備え、ゲリラ豪雨のような局地的大雨の兆候を迅速かつ正確に捉えることを可能にしています。また、本レーダ1台で従来のフェーズドアレイ気象レーダ2台分の能力を有することから、省エネ化・省資源化にも貢献していることが評価されています。

 東芝グループは、昨年12月にSBT*3認定を取得し、2030年度の温室効果ガス削減目標の達成に向けて活動を推進しています。当社は今後も、インフラサービスカンパニーとして社会に提供する信頼性の高いサービスと最先端の技術で、気候変動の緩和と適応に貢献していくことを目指します。

*1:
二重偏波機能
水平・垂直偏波を同時に送受信し、「高精度な雨量観測」を実現した機能。
*2:
高速3次元立体観測
電子走査により、アンテナを上下方向に移動することなく、短時間で全仰角の雨雲を立体的に観測。
*3:
SBT(Science Based Targets)
パリ協定における「世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求する」ために、企業が中長期的に設定する科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標。SBTイニシアチブによって認定される。

マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ

大賞を受賞したマルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ(TW4498)

川崎市:ニュースリリース

http://www.k-co2brand.com/news/detail/125

東芝:SBTイニシアチブからの認定取得について

https://www.global.toshiba/jp/news/corporate/2020/12/pr0401.html