ニュースリリースNEWS RELEASE
5Gを活用したクラウド型ID乗車券システムのデモンストレーション実施について
-「DOCOMO Open House 2020」へ出展-
2020年1月16日
東芝インフラシステムズ株式会社
当社は、(株)NTTドコモ(以下ドコモ)が1月23日~24日に東京ビッグサイトで開催する「DOCOMO Open House 2020」にパートナー企業として参加し、「5Gを活用したクラウド型ID乗車券システム」のデモンストレーションを行います。
「DOCOMO Open House 2020」は、5G・AI・IoTなどの最新技術を活用したさまざまなサービス・ソリューションの展示や、ドコモが協創を進めているパートナー企業による講演や展示など、幅広いドコモの取り組みを多彩なプログラムで提供する展示会です。当社は、パートナー企業として、「5Gを活用したクラウド型ID乗車券システム」(自動改札機)のデモンストレーションを行います。
本システムでは、改札機とクラウドを5Gで接続し、これまで改札機等の駅務機器側(エッジ側)で処理していた乗車券処理(利用者の乗降状態の確認や運賃計算等)の機能を、高速低遅延の5G特性を活かしクラウド側で処理させる仕組みを採用しています。また利用者を識別するためのID乗車券として、スマートフォン画面に表示されたQRコード※1を用います。
このようにクラウド側に乗車券情報や処理を集約させる利点として、今後広がりが期待されるMaaS※2とのシステム連携が容易になり、マルチモーダルによる「目的地までのサポート」といった新たなサービス提供などが挙げられます。
当社は今後も鉄道における新しいサービスをご提供し、より便利で安心できる社会の実現に貢献していきます。
「DOCOMO Open House 2020」について
会期 | 2020年1月23日~1月24日 |
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開催時間 | 午前9時30分~午後6時 |
会場 | 東京ビッグサイト 青海展示棟A・Bホール |
URL | http://docomo-rd-openhouse.jp/2020/ |
当社の展示について
ブースエリア | 5G Business |
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デモ概要 | 改札機にスマートフォンに表示されたQRコードをタッチすると、5G回線にてQRコード内の利用者IDがクラウドサーバに送られ乗降状態の確認や運賃計算を実施、その後処理結果が改札機に戻されて利用者の入出場をコントロールします。なお、今回のデモではクラウドサーバとして、MEC※3の特徴を持ち、ドコモのネットワーク網にクラウド基盤をつなぐことで実現されている「ドコモオープンイノベーションクラウド™」を利用、乗車券処理におけるネットワーク伝送遅延の低減を実現しています。 |
デモシステムの構成イメージ
- ※1
- 「QRコード」は(株)デンソーウェーブの登録商標です。
- ※2
- 「MaaS」とはMobility as a Serviceの略です。手元のスマートフォンでルート検索から予約、決済までが行え、好みの移動手段や移動パターンが選択できる、次世代のモビリティサービスです。
- ※3
- 「MEC」とはMulti-access Edge Computing の略で、移動通信網においてユーザの近い位置にサーバーやストレージを配備する仕組みです。