2024-01-19
東芝データ株式会社
東芝データは、東芝グループの電子レシートサービス「スマートレシート®」を利用する約160万人のレシートデータから得られる購買データを分析し、あらゆる商品に関する買い物動向をお伝えいたします。
今回は、全国のスーパーマーケットにおける昨年1年間の商品購買動向に焦点を当て、購買数量が多かったアイテム(品目)(※1)をランキング化しました。さらに、年代別(※2)のランキングから、年代別の購買動向の特徴にも注目しました。
2023年、スーパーマーケットでは年間を通して商品価格が高騰する中、最も売れたアイテムは「卵」でした。前年(2022年)からの連続1位獲得は、スーパーマーケットで買い物をする消費者にとって「卵」が欠かせない存在であることを示しています。次いで前年4位から2ランクアップし2位に躍り出た「牛乳」は、栄養価も高く、安定感のあるアイテムとして支持を受けています。さらに3位の「ヨーグルト」(前年2位)、4位の「もやし」(前年3位)、5位の「納豆」など、手頃な価格でありながら栄養価が充実したアイテムがランキングの上位に位置しました。また、8位の「乳酸菌飲料」(前年11位)や10位の「炭酸飲料」(前年12位)は、新たにランキングTOP10入りを果たしました。このように、2023年のランキングでは、消費者の日常生活に不可欠な商品に加え、健康維持に適したアイテムがランクインする結果となりました。
次に年間ランキングを年代別に見てみると、前年ほとんどの年代で1位となった「卵」に変化が見られました。20代以下では、1位が「茶系飲料」、3位には「炭酸飲料」がランクインしており、飲料の需要が高いことが分かります。また、5位の「レジ袋」が前年と比べて1ランクアップしており、全年代で唯一、食品以外のアイテムがランクインしました。30代や40代のランキングでは、前年10位だった「茶系飲料」が4位にランクアップしました。さらに、60代や70代のランキングでは、「バナナ」が1位を獲得し、「ヨーグルト」や「乳酸菌飲料」など健康志向の高いアイテムがランクインしました。
このように、スーパーマーケットの需要は年代ごとに異なり、特に健康志向が高まる中で健康食品や健康飲料や、茶系飲料が上位を占める結果となりました。
※1 購買数が多い上位100個の商品を品目別に集計。
※2 年代を回答している「スマートレシート®」会員に限る。
データ備考
・対象期間:2022年1月1日~12月31日、2023年1月1日~12月31日
・対象店舗:「スマートレシート®」で、対象期間内に対象商品の売上実績があるスーパーマーケット
・対象商品:JANコード(全国共通の商品識別番号)がついている商品
■家計管理もラクラク!支出管理は「スマートレシート®」
東芝テックが開発した「スマートレシート®」は、会計時に通常は紙で提供される購入商品の明細レシートを電子化し、データとして管理・提供するサービス。お客さまは手元に紙のレシートを残さなくてもスマートフォンで購入履歴をいつでも確認することができ、月毎に食費や日用品など9つの家計費目に自動で集計される。
*「スマートレシート®」は東芝テック株式会社の登録商標です。
■東芝データがご提供する購買統計データについて
東芝データ株式会社では、「スマートレシート®」から得られる購買データを統計化し、実購買に基づいた膨大なデータから消費行動パターンをより詳細に分析できるサービスを展開中。
<東芝データの扱う購買データの特徴>
- POSシステムのリーディングカンパニーである東芝テックのアセット基盤
「スマートレシート®」加盟店の業種・業態を超えた幅広い購買統計データを流通横断で取得可能。
サービス会員数160万人以上。 - データの即時性
購買翌日のデータで分析可能。 - 分析切り口の多様性
購入者属性等、エリア指定、指定商品のシェア・ランキングなど、あらゆる切り口で購買動向を把握。変化を速やかに捉え機会を逃さない商品開発や、暮らしの変化に順応させる政策立案を行うことに寄与。
また、サブスク型の購買統計データ分析ツール「Data flip™」の提供も開始。
【報道機関からのお問い合わせ先】
東芝データ株式会社 広報担当 https://campage.jp/toshibadata/inquire