150万人の最新レシートデータから見る、購買動向調査
育児用粉ミルク1缶(800g)価格、1年で約319円UP
子育て家庭に負担増!

2023-11-16
東芝データ株式会社


 東芝データは、東芝グループの電子レシートサービス「スマートレシート®」を利用する約150万人のレシートデータから得られる購買データを分析し、あらゆる商品に関する買い物動向をお伝えいたします。

 11月19日は「いい育児の日」。昨年10月に育児・介護休業法の改正により「産後パパ育休(出生時育児休業)」が施行されたことで、男性の育休取得率が今年30%を超えるなど、育児環境が変化しています(*1)。しかし、最近の物価高騰は子育て家庭にも影響を及ぼしており、今回は子育て必需品である「育児用粉ミルク」「育児用おむつ」の価格動向に注目します。

 まず「育児用粉ミルク」の1gあたりの平均単価を2023年10月と1年前(2022年10月)で比較すると約0.4円(約18.3%)増加しています。また、1缶あたり800gの場合は1年間で平均約319円(約18.0%)増加しています。次に、「育児用おむつ」1枚あたりの平均単価を見てみると、1年前(2022年10月)から約2.7円(約8.6%)増加していることが分かりました。

 政府は少子化対策の一環として、育児休業給付を手取りの10割相当に引き上げる制度案を検討していますが、物価高騰対策に関する今後の動きにも注目が高まっています。

*1 男性の育休取得率:明治安田生命の調査より 
  https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2023/pdf/20231017_01.pdf(1.03MB)

データ備考
・対象店舗:全国の「スマートレシート®」加盟店。
・1gまたは1枚あたりの平均単価:集計対象となる商品の「購買金額」合計を「購入された商品のグラムまたは枚数」の合計で割った値。
・「育児用粉ミルク」の1缶あたり(800gの場合)の換算値:1缶あたり800g前後の「育児用粉ミルク」の価格より換算した値。

 

家計管理もラクラク!支出管理は「スマートレシート®

東芝テックが開発した「スマートレシート®」は、会計時に通常は紙で提供される購入商品の明細レシートを電子化し、データとして管理・提供するサービス。お客さまは手元に紙のレシートを残さなくてもスマートフォンで購入履歴をいつでも確認することができ、月毎に食費や日用品など9つの家計費目に自動で集計される。

公式URL:https://www.smartreceipt.jp/

*「スマートレシート®」は東芝テック株式会社の登録商標です。

東芝データがご提供する購買統計データについて

東芝データ株式会社では、「スマートレシート®」から得られる購買データを統計化し、実購買に基づいた膨大なデータから消費行動パターンをより詳細に分析できるサービスを展開中。

<東芝データの扱う購買データの特徴>

  • POSシステムのリーディングカンパニーである東芝テックのアセット基盤「スマートレシート®」加盟店の業種・業態を超えた幅広い購買統計データを流通横断で取得可能。
    サービス会員数150万人以上。
  • データの即時性
    購買翌日のデータで分析可能。
  • 分析切り口の多様性
    購入者属性等、エリア指定、指定商品のシェア・ランキングなど、あらゆる切り口で購買動向を把握。変化を速やかに捉え機会を逃さない商品開発や、暮らしの変化に順応させる政策立案を行うことに寄与。

また、サブスク型の購買統計データ分析ツール「Data flip™」の提供も開始。

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東芝データ株式会社 広報担当 https://campage.jp/toshibadata/inquire