2023-09-29
東芝データ株式会社
東芝データは、東芝グループの電子レシートサービス「スマートレシート® 」を利用する約140万人のレシートデータから得られる購買データを分析し、あらゆる商品に関する買い物動向をお伝えいたします。今回は、アルコール飲料の購買動向に注目したところ新たな購買変化が見えてきました。
直近1年間(2022年9月~2023年8月)で売上金額が前年度同期間(2021年9月~2022年8月)より伸びた酒類※をランキングにしました。その結果、増加率が一番高いのは近年人気を集めている「ハイボール」で、前年比で+20.2%増加しています。次いで「ウイスキー」、「サワーの素」が続きます。一方、晩酌の定番である「ビール」は前年比で-4.9%、「第3のビール」は-9.2%減少しており、消費者の好みが多様化していることが伺えます。
10月に酒税法改正を控え、各社からはビール価格の値下げや新ジャンル商品の発表などアルコールの消費拡大に向けた動きが活発化していますが、いまだ続く物価高は家計に大きな影響を及ぼしており、今後アルコールの多様化が益々加速していく事が考えられます。
来店客一人当たりの月間購入金額の年間平均値
前年比(2022年9月~2023年8月)
※本記事では酒税法上の酒類、およびノンアルコール飲料(①アルコール度数が1%未満の飲料 ②アルコール度数0%、かつアルコール飲料に似た味を志向した、満20歳以上の飲用を想定・推奨している飲料)に該当する商品を分析対象とする
20代、30代はビールを抑え酎ハイ・カクテルが1位に!
2023年8月の来店客1人当たりの月間購入額を年代別に見てみると、20代と30代の男女の月間購入金額1位は「酎ハイ・カクテル(RTD)」、一方、40代と50代以上の男女の1位は「ビール」でした。1位の月間購入額を年代男女別に比較すると、50代以上の男性が418.2円と最も高く、最も低い20代の男性と比較して約3.8倍の金額でした。
データ備考
・対象店舗:全国のスマートレシート加盟店内の「スーパーマーケット」
・対象会員:20歳以上
家計管理もラクラク!支出管理は「スマートレシート® 」
東芝テックが開発した「スマートレシート® 」は、会計時に通常は紙で提供される購入商品の明細レシートを電子化し、データとして管理・提供するサービス。お客さまは手元に紙のレシートを残さなくてもスマートフォンで購入履歴をいつでも確認することができ、月毎に食費や日用品など9つの家計費目に自動で集計される。
*「スマートレシート®」は東芝テック株式会社の登録商標です。
東芝データがご提供する購買統計データについて
東芝データ株式会社では、「スマートレシート®」から得られる購買データを統計化し、実購買に基づいた膨大なデータから消費行動パターンをより詳細に分析できるサービスを展開中。
<東芝データの扱う購買データの特徴>
- POSシステムのリーディングカンパニーである東芝テックのアセット基盤「スマートレシート® 」加盟店の業種・業態を超えた幅広い購買統計データを流通横断で取得可能。
サービス会員数140万人以上。 - データの即時性
購買翌日のデータで分析可能。 - 分析切り口の多様性
購入者属性等、エリア指定、指定商品のシェア・ランキングなど、あらゆる切り口で購買動向を把握。変化を速やかに捉え機会を逃さない商品開発や、暮らしの変化に順応させる政策立案を行うことに寄与。
また、サブスク型の購買統計データ分析ツール「Data flip™」の提供も開始。
【事業に関するお問い合わせ先】
東芝データ株式会社 広報担当 https://campage.jp/toshibadata/inquire