「2021年度グッドデザイン賞」の受賞について

2021年10月20日

株式会社 東芝
東芝インフラシステムズ株式会社
東芝キヤリア株式会社

 東芝グループは、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する総合的なデザインの推奨制度「2021年度 グッドデザイン賞」において、『SCiB™搭載 鉄道用回生電力貯蔵システム』と『インバーターエアーコンディショナー HAORI』の2件のグッドデザイン賞を受賞しました。

 SCiB™搭載 鉄道用回生電力貯蔵システム』は、株式会社東芝(以下、東芝)と東芝インフラシステムズ株式会社(以下、東芝インフラシステムズ)、『インバーターエアーコンディショナー HAORI』は東芝と東芝キヤリア株式会社(以下、東芝キヤリア)によるそれぞれ共同応募による受賞です。

 本年4月には、国際的なデザイン賞である「iFデザインアワード2021」において、『SCiB™搭載 鉄道用回生電力貯蔵システム』はユーザーインターフェース賞、『インバーターエアーコンディショナー HAORI』はプロダクトデザイン賞を受賞しており、今般のグッドデザイン賞は、重ねての受賞となりました。


グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
1.東芝および東芝インフラシステムズとの共同応募による受賞商品
SCiB™搭載 鉄道用回生電力貯蔵システム

鉄道用回生電力貯蔵システムという、一般市民の眼にはまったく触れない重要な社会インフラのインターフェースに、技術者とデザイナーがコラボレーションして生まれた本システムは、B2B製品・サービスに新しい問題提起を行った。若い世代の技術者が集まりにくく、今後熟練技術者が減っていく中、現場からの声を丹念に拾い上げて、未熟練技術者にも使いやすいインターフェースを作り上げていくことの重要さを提唱していることが評価できる。


2.東芝および東芝キヤリアとの共同応募による受賞商品
インバーターエアーコンディショナー HAORI

エアコンをインテリア空間に馴染ませるために、カバーパネルと構造体を分離して筐体構造を再考し、ファブリックカバーの交換で空間へのコーディネートが簡単にできるシンプルな方法で製品を仕上げている。また、カバー以外でノイズとなるフラップの稼働後の見え方にも徹底した配慮が見られる。機器をインテリアアイテムの一つとしてファブリックと組み合わせるという新しい在り方を提案している点を評価した。


グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
http://www.g-mark.org/