東芝大連有限公司の生産終息および解散・清算について

2021年10月14日

 当社の中国現地法人である東芝大連有限公司(以下、TDL)は9月末に生産を終息し、今後、会社の解散・清算手続きを進めます。

 当社は、1991年に東芝グループ初の中国製造拠点としてTDLを設立し、産業用モータ、映像関連部品、医療用機器などを生産してきました。その後、当社グループの医療機器事業の売却など事業構造の変化により、製品の生産終息などが続き、工場の老朽化も進んでいることから、今般、慎重に検討した結果、継続していた産業用モータと放送用送信機の生産終息およびTDLを解散・清算することを決定しました。当社は、今後、関連の法規定に従い、TDLの解散・清算手続きを進めてまいります。なお、産業用モータと放送用送信機は他の拠点へ生産を移管し、お客様への供給を継続します。

 TDLの解散・清算は、当社が2018年11月に公表した「東芝Nextプラン」に基づき、構造改革による収益体質改善に向けた生産拠点再編の一環として実施するものです。当社グループは中国で幅広い事業を展開しており、今後も中国での事業拡大を目指して取り組んでまいります。

 

■東芝大連有限公司の概要

社 名:東芝大連有限公司(英文:Toshiba Dalian Co.,Ltd.)
設 立:1991年9月
資本金:84億円(㈱東芝94%、東芝中国社6%)
所在地:遼寧省大連市大連経済技術開発区鞍山街6号
董事長:稲山善昭
総経理:日野正章
敷地面積:約13万m2
事業内容:産業用モータ、放送用送信機などの製造、販売