ニュースリリース

第27回 東芝グループ環境展の開催について

2019年01月24日

 当社は、当社グループの最新の環境調和型製品、環境負荷低減に向けた活動などを一般展示する「第27回東芝グループ環境展」を、2月7日(木)と8日(金)に川崎スマートコミュニティセンターで開催します。

 現在の国際社会では、エネルギー・資源の制約、気候変動、都市への人口集中など、環境問題に関わる様々な社会課題が顕在化しています。2015年に国連で合意され、持続可能な社会を実現するための世界の共通目標として広く認識されている「持続可能な開発目標(SDGs)」においても、エネルギー、生産・消費、気候変動、街づくり、生物多様性など、環境に関わる目標が多く設定されています。

 当社グループは「人と、地球の、明日のために。」の経営理念の下、当社グループが持つ先進技術や事業活動を通じて、深刻化する様々な社会課題の解決に取り組んでおり、SDGs達成に向けて貢献しています。

 今回の環境展では、SDGs達成に貢献する当社グループの姿を、幅広い事例を交えて皆様にご紹介します。

 当社グループでは今後も本展示会を含め、当社グループの環境経営に対する理解を深めていただく場を提供していきます。

主な展示内容

 当社グループの環境方針・施策のほか、SDGs達成に貢献する環境調和型製品・サービスやモノづくり・基盤活動の事例等、計40テーマを展示します。

1.全体方針・施策
 社会課題の解決に向けた世界の動き、東芝グループの環境方針・施策等をご紹介します。

2.東芝グループのソリューションで、SDGs達成に貢献する製品・サービス
・脱炭素社会への移行
 安全で持続可能なエネルギーをグローバルレベルで確保しつつ、化石燃料からの脱却を段階的に進めていくことが喫緊の課題です。様々な再生可能エネルギーのIoTによる最適制御技術、高電圧直流(HVDC)送電技術、水素ソリューションに加え、再生可能エネルギーを利用した二酸化炭素の資源化、フィルム型ペロブスカイト太陽電池などの先進的なエネルギー技術をご紹介します。

・持続可能な都市の実現
 今後、世界人口の半分以上が集中する都市では、安全・安心、快適、レジリエントなインフラ導入が必要不可欠です。その実現に向けた取り組みとして、省エネ鉄道システム、リチウムイオン二次電池(SCiB™)、車載向け半導体などのモビリティ関連製品・技術や、エレベーター、空調、LED照明によるビル・施設のスマート化、気象レーダなどによる防災・適応策をご紹介するほか、先進的なインフラモニタリング技術を合わせて展示します。

・循環型経済の実現
 持続可能な消費と生産の実現に向けて、バリューチェーン全体で資源消費を抑えつつ経済価値を生み出す新たなビジネスモデルが求められています。そのためのソリューションとして、IoT/AIによる生産性向上や業務の効率化、プラスチック選別システムなどの資源循環の実現に向けた取り組みなどをご紹介します。また、先進技術としてフタル酸エステルの簡易スクリーニング技術もご紹介します。

3.自らの環境負荷を最小化し、SDGs達成の基盤を育てるモノづくり・基盤活動
 
クリーンルームの省エネや、水・薬品・研磨剤の削減など、国内外製造拠点において自らの環境負荷を最小化する活動をご紹介します。また環境経営を支える基盤づくりとして、従業員参画型の環境アクション、子ども向け環境教育、生物多様性の保全など、地域と連携した活動をグローバルに進める様子もご紹介します。

関連イベント

環境展開催の当日、東芝未来科学館にて環境をテーマにした特別ツアーの開催を予定しています。

「環境展×東芝未来科学館 コラボレーションイベント」
http://toshiba-mirai-kagakukan.jp/exhibition/holiday/index_j.htm
注:「人と科学のふれあい」をテーマに東芝グループの歴史、東芝製品の1号機から近未来の社会、生活シーンを見据えた先端技術まで展示紹介する企業施設。

※環境展の詳細は以下のサイトをご覧ください。
http://www.toshiba.co.jp/env/jp/communication/2018/exh/kankyouten2018_j.htm