ニュースリリース

スマートコミュニティセンター内に「共創スタジオK416」をオープン

~共創・協働の両輪でお客様とともに使用価値を創出~
2018年10月15日

 当社は、お客様との価値共創を実践する当社グループ共通の共創拠点として、「共創スタジオK416」を川崎市の当社スマートコミュニティセンター内に本日オープンしました。当社は今後、本施設での共創・協働活動の実績を検証し、検証結果に応じて、施設・設備を拡張・拡充する計画です。

 現在、日本の製造業の事業環境が、製品そのものに価値があるという「モノ売り切り」型から、製品を使用した「結果」に価値があるという「製品を含めた統合サービス」型へと変化する中、当社は、お客様とともに価値を創り出す「共創」活動と、東芝グループ内における「協働」活動の強化を目指しています。

 「共創」活動においては、発想を広げてお客様と共に事業機会を探る仕組みとして、当社が開発した共創ワークショップのためのデジタルツール「Idea Wall Map®」を常設するとともに、共創の実践ができる人材の中長期的な育成、社内外のイベント開催による人脈形成を行っていきます。

 「協働」活動においては、東芝グループ内におけるビジネス・テクノロジー・クリエイティブなどの領域から適切な人材を配置し、統一的に使用できる手法・技法を新たに開発して、これらを用いて共同作業を行っていきます。

 当社は、「共創」と「協働」の両輪で、新しい価値を創り出す手法を東芝版デザイン思考「カスタマーバリューデザイン」(注1)として体系化し、本施設でこのカスタマーバリューデザインを実践することで、人々のより良い暮らしやお客様の事業への新たな価値の創出に貢献していきます。

 当社は、これまでも港区・浜松町本社内に設置した2つの共創拠点を活用し、顧客視点での価値創出を進めてきましたが、限定的な利用範囲に止まっていました。今回、本施設を全社共通の共創拠点として設置し、グループ全体でお客様の価値を最大化して、継続的なビジネスへと繋げていくことで、当社が目指す循環性・継続性のあるリカーリング型ビジネスモデルへの転換を図っていきます。

共創スタジオK416

【本施設の概要】

場所:神奈川県川崎市 東芝スマートコミュニティセンター 4階
面積:81m
収容人数 : 36名(ワークショップ利用時)

(注1)東芝レビュー73巻4号「東芝グループのカスタマーバリューデザイン」(2018年7月公開)http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2018/04/index_j.htm