ニュースリリース

第50回アジア開発銀行年次総会への出展について

水素エネルギーと再生可能エネルギーでアジア・太平洋地域の経済発展に貢献
2017年04月28日

 


   当社は、「第50回アジア開発銀行年次総会」において、当社の自立型水素エネルギー供給システム「H2One™」の車載モデルの実機をはじめ、水力発電・地熱発電システム等の再生可能エネルギーに関する模型やパネルを出展します。本年次総会展示は、5月4日から7日までパシフィコ横浜にて開催される予定です。

 アジア開発銀行は、アジア・太平洋地域における経済成長及び経済協力を助長し、開発途上の加盟国・地域の経済発展に貢献することを目的とした国際開発金融機関です。1966年の創立総会以降、毎年年次総会が開催されており、今回、50回目という節目の年にあたり、総会参加者向けに日本企業の技術・製品を紹介する展示コーナーが初めて併設されます。総会には、アジア開発銀行に加盟する67の国・地域から、政府、金融機関、民間企業など3,000~5,000人の参加が見込まれており、各国の財務大臣や中央銀行総裁等も来場予定です。

 当社は、水素エネルギーや水力発電や地熱発電をはじめとする再生可能エネルギーに関する製品や技術の展示を通して受注活動を強化し、アジア・太平洋地域の加盟国・地域の発展に貢献していきます。

主な展示内容


1. 自立型水素エネルギー供給システム「H2One™」

再生可能エネルギーと水素を活用して、電力を安定的に供給できるCO2フリーの自立型水素エネルギー供給システム「H2One™」の車載モデルの実機等を展示します。車載モデルは、水素を製造・貯蔵する車両と、水素を貯蔵・発電する車両の2台の4トントラックでの構成となりますが、今回はそのうち水素を貯蔵・発電する車両を展示します。本システムで発電した電力を当社展示ブース内の照明やサイネージ用の電力として利用します。

2. 地熱発電システム

1,000~10,000kWの出力に対応する小型地熱発電システム「Geoportable™」の模型を展示します。本システムは、狭い敷地面積に設置が可能で、地熱井戸1、2本単位で未利用の地熱エネルギーの有効活用に寄与するとともに、パッケージ型のユニットにすることで計画から運転までの工期の短縮化を実現し、早期の投資回収が可能です。また、パネル展示を通して、世界トップシェア注を持つ当社の地熱発電事業を納入実績とともに紹介します。

3. 水力発電システム

河川の落差や発電出力に応じて回転数を変更できる可変速揚水発電システムの模型を展示します。本発電システムは、当社が世界で初めて実用化したもので、電力需給の微調整が高速に可能となり、気象条件等による出力変動が大きい再生可能エネルギー導入拡大時の系統電圧の安定化に寄与します。また、パネル展示を通して、120年以上にわたる当社の水力事業を納入実績とともに紹介します。

   Bloomberg New Energy Finance (2016年5月)