ニュースリリース

ロシア郵便から小型小包処理装置2式を受注

郵便・物流システム事業における戦略的協業に関する覚書を締結
2016年12月16日

 

覚書を交わすロシア郵便総裁 ドミトリー・シュトラシュノフ氏と
当社秋葉副社長

  当社は、ロシア郵便(Russian Post)向けの小型小包処理装置注1(Micro Packet Sorter、以下MPS)を2式受注しました。受注金額は2式で約12億円です。本MPSは、ロシア郵便のモスクワ国際交換局及びノボシビルスク国際交換局に各1式ずつ納入され、年内に稼動を開始する予定です。また、当社は本日、ロシア郵便との郵便・物流システム事業における戦略的協業のために覚書を締結しました。

 ロシアでは、インターネットショッピングの普及により海外通販市場が急速に拡大しており、2016年は国際貨物の市場規模が前年と比較して2倍に増えています。特に小型小包の輸入量が増加しています。本MPSの納入により、同国際交換局における小型小包の処理能力を向上させると共に、年末の繁忙期への対応にも貢献します。

 当社は、2014年にモスクワ国際交換局向けの郵便物自動処理システムを受注し、2014年末から順次稼働しています。本システムは、当社製の郵便区分機や小包ソータ、税関システムなどで構成されており、さまざまな大きさの小包や郵便物の処理を自動化し、機器や作業員の配置や動線を最適化することで、小包・郵便物の処理能力の向上を実現し、高い評価を得ています。本システムは、ロシア郵便による物流ハブ自動化の案件として位置付けられているものであり、本システム及び関連事業に関する当社累計受注額は約65億円です。

 本日締結した覚書は、今年9月にウラジオストクでロシア郵便と締結した覚書を拡張するものです。当社が、モスクワ国際郵便局における実績を活かし、ロシア郵便の運用改善にも貢献していくこと等が盛り込まれました。本合意に基づき、両社は戦略的パートナーとして関係を更に強化します。

 ロシア郵便は、同国内にあるカザン、ロストフ、ハバロフスク等7ヶ所の物流ハブの自動化についても計画しています。当社は、今後も、郵便・物流システムシステムのトータルインテグレーターとして、同国における郵便・物流事業の拡大を加速します。 

注1
小型小包(280mm×178mm×152mm以下の小包)に貼付されたバーコードを読み取り、宛先毎に小型小包を自動に振り分けるシステム。
 

ロシア郵便の概要

社名:連邦国営単一企業 ロシア郵便
所在地:37 Varshavskoye Shosse, Moscow, 131000, Russian Federation
代表者:総裁 ドミトリー・シュトラシュノフ
事業内容:ロシア国内における郵便事業

モスクワ国際交換局の概要

所在地:Vnukovo
事業内容:ロシアにおける国際郵便物の発着業務

ノボシビルスク国際交換局の概要

所在地:Novosibirsk
事業内容:ロシアにおける国際郵便物の発着業務

※関連情報
TOSHIBA CLIP
ロシアを驚かせた郵便区分機 日本式インフラの革命技術 

※再生ボタンをクリックすると、YouTubeに掲載している動画が再生されます。
※YouTubeは弊社とは別企業のサービスであり、各サービスの利用規約に則りご利用ください。