ニュースリリース

東京電力株式会社向け次世代監視制御システム開発の受注について

2016年03月22日

  当社は、東京電力株式会社(以下、東京電力)から、送電線や変電所などの送配電設備を監視制御する給電所注1および制御所注2に納入する次世代監視制御システムを受注しました。2018年から順次納入する予定です。

 今回受注したのは、地方送配電系統の運用と遠方制御に係わる設備監視を一貫して実施するシステム一式であり、給電所10か所および制御所56か所を更新対象としています。本システムは、従来、各給電所・制御所に設置されていたサーバ群をサーバ拠点へ統合し、現在の業務品質を維持しながら、基幹系統から配電系統まで一貫した監視制御業務を可能にします。また、従来拠点ごとに取っていたバックアップを一元管理できるほか、保守費用の削減にも貢献します。さらに、本システムは、国際標準規格を採用しているため、高い相互接続性を実現し、組織間・システム間のデータ交換を可能にするなど外部との連係性も確保しています。

 当社は、系統監視制御システムに関して、各電力会社の中央給電指令所、給電所、制御所などへの国内トップクラスの納入実績および、豊富な資産と技術を活用し、付加価値の高いシステムを提供していきます。東京電力の基幹事業である送配電系統運用業務の効率化に貢献するとともに、東京電力とともに国際規格に準拠したシステム等の海外展開を目指していきます。

注1
送電系統の運用と遠方制御に係わる設備の監視制御業務を行う施設
注2
配電系統の運用と遠方制御に係わる設備の監視制御業務を行う施設

  

システムイメージ

 

システムイメージ