ニュースリリース
業界初、アクティブ静電結合方式採用Windowsペンタブレット「dynabook Tab」を発売
ビジネスシーンに役立つアプリケーション「Tru(トゥルー)シリーズ」を搭載

新商品は、株式会社ワコム(以下、ワコム)が開発した新方式「アクティブ静電結合方式」のペン入力技術と、ペン先位置の正確な検知など当社独自技術を融合することで、太さ約0.2mmの線で小さな文字でもペン先とずれなく書くことを可能にしました。これにより、小さな文字で紙やノート・手帳にメモや走り書きをするような手書き入力を実現しました。
アプリケーションは、ビジネスシーンで扱う配布資料や議事内容などの情報を即座に記録、検索、編集、整理することができる3つのアプリ「Truシリーズ」を搭載しており、業務の効率化に貢献します。ロック画面から画面をタップするだけで素早くメモができる「TruNote」は、最大100万ページ注3分のノートの中から手書き文字による検索で素早く必要な情報が取り出せます。また、「TruCapture」注4は、カメラで撮影したホワイトボードや配布資料の画像を補正して取り込むことができます。これらのアプリケーションは、標準搭載のOffice2013と連携しており、手書きの図形や表をOffice形式へ変換してWordやPowerPointなどに貼付可能です。また、「TruRecorder」注5は、録音した会議音声を話者ごとに再生する機能により議事録作成を支援します。
当社は今後も、多様化するユーザーニーズに対応し、新しい技術を取りいれた先進の機能で、より使いやすいペンタブレットの新商品を展開していきます。
- 注1
- 2014 年 11 月 19 日現在、当社調べ。 2014 年 12 月発売予定。
- 注2
- 1ドット分の太さ(S80、S90は約0.17mm、S68は約0.134mm いずれも計算値)の線の描画が可能です。
- 注3
- ノートは最大1,000冊まで、各ノートは最大1,000ページまで作成・保存できます。実際に保存できる冊数やページ数は、ノートデータの容量や内蔵フラッシュメモリの空き容量により異なります。
- 注4
- 意図した結果と異なる表示となる場合があります。
- 注5
- 録音環境(騒音、声の大きさなど)によっては、話者識別の性能に影響します。録音中にマイクの方向を変えたり、話し手が移動した場合、話者識別の性能に影響します。
商品化の背景と狙いについて
従来、タブレットの利用はメールやWebページの閲覧、ゲームなどが中心でしたが、近年、ビジネス現場における在宅勤務など働き方の多様化や、教育現場における電子教材の導入などに伴い、ペンタブレットの活用が望まれています。一方、現在普及しているタブレットでは精緻な手書きは難しく、また手書き特性を生かしたアプリケーションも少ないという課題がありました。そこで当社は、これらの課題を解決し、多様化するユーザーニーズに応えるWindowsペンタブレットを商品化しました。
新商品の概要について
1. Windowsペンタブレット 【dynabook Tab S90】【dynabook Tab S80】
12月下旬から順次発売/オープン価格
(1) dynabook Tab S90/NG
広視野角の10.1型WXGA(1,280x800ドット)液晶を採用し、64GBフラッシュメモリ、Microsoft®Office Home&Business 2013を搭載しています。「Bluetooth®キーボード」を付属しており、ノートPCのようにキーボードやクリックパッドを使って快適に操作できます。
(2) dynabook Tab S80/NG
広視野角の10.1型WXGA(1,280x800ドット)液晶を採用し、64GBフラッシュメモリ、Microsoft®Office Home&Business 2013を搭載しています。
詳細は、商品紹介ページをご覧ください。
http://dynabook.com/pc/catalog/d_tab/141119s90s80s50/
2. Windowsペンタブレット 【dynabook Tab S68】
12月下旬から発売/オープン価格
(1) dynabook Tab S68/NG
広視野角の8.0型WXGA(800x1,280ドット)液晶を採用した薄型・軽量モデルです。64GBフラッシュメモリ、Microsoft®Office Home&Business 2013を搭載しています。
詳細は、商品紹介ページをご覧ください。
http://dynabook.com/pc/catalog/d_tab/141119s68s38/
新商品の主な特長について
1.新方式「アクティブ静電結合方式」を採用
ペンタブレットで業界をリードするワコムが開発した「アクティブ静電結合方式」を採用した新方式のタッチコントローラーとペンを採用し、ペン先位置を高精度に特定する技術や、素早く筆跡を表示する技術などの当社独自の技術により、ペンを傾けたり、素早く動かしてもペン先からずれることなく書くことができます。また2048段階の筆圧検知機能により、太さや濃淡を鮮明に表現でき、小さい文字でも紙に書くような書き心地を実現しました。
2.会議や勉強に役立つ「Truシリーズ」を搭載
(1)手書きノートアプリ「TruNote」
新商品は、ノートを開いて書き始めるのと同じように、電源投入後すぐに「TruNote」が起動し、メモは紙のノート100万ページ分(1000冊×1000ページ)保存可能です。
また、書き込んだ文字や図形を手書きで検索できるので、数多くのノートから必要なページを素早く見つけることができます。

さらに、手書きした文字をテキストデータに変換してメールで送信できるほか、手書きの図形や表などもOffice形式に変換し、標準搭載のWordやPowerPointといったOfficeアプリケーションに貼付けできます。

(2)キャプチャアプリ「TruCapture」
本体に内蔵した約800万画素のWebカメラを使って、ホワイトボードや、黒板、雑誌などを撮影した画像データの形状を、自動的に補正します。補正した画像は、「TruNote」に取り込み、その画像の上から書きこむことができます。今回、雑誌などの活字を自動でテキスト変換するOCR機能を新たに追加しました。これにより、必要な活字部分をテキスト変換し、メールやOfficeアプリケーションに貼り付けて利用することもできます。

(3)ボイスレコーダーアプリ「TruRecorder」
本体内蔵の2つのマイクにより録音した音声から、最大10人まで話し手を識別することができます。録音データ再生時に、話し手ごとに色分けされて表示されるほか、特定の話し手の発言のみの再生や、再生スピードの変更ができるので、会議内容の確認や議事録作成などに便利です。

(4)その他機能、アプリケーション
「東芝サインログオン」により、ペン入力による手書きでのログオンができます。また、「東芝スクリーンミラーリング」によりタブレットをセカンドディスプレイとして利用できるほか、PCの動画をワイヤレスでタブレットの画面上に表示することもできます。その他、プロ並みのイラストが描ける「Sketchable」、大人も子供も楽しめるお絵かきソフト「FreshPaint」、年賀状作成ソフト「筆ぐるめ 21 for TOSHIBA」注6なども搭載しています。
- 注6
- S90 、 S80 のみ