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マレーシアにおける社会インフラ事業の強化について

2014年01月15日

 当社は、この度、東南アジアにおける社会インフラ事業の加速に向け、火力・水力事業を推進するマレーシアの事業会社「トス・エナジー・マレーシア社」と総括会社の東芝アジア・パシフィック社におけるモータ・インバーターなどの販売支援拠点であるクアラルンプール事務所を統合しました。両拠点の統合により、運営体制の強化を図り、発電システムから産業システムまでの幅広いソリューションを提供していきます。

 今回の施策は、今後成長が見込まれる同地域の社会インフラの需要拡大を背景として実施した東芝アジア・パシフィック社を中心とする組織体制の強化の一環です。東芝グループは、1968年からマレーシアに進出し、家電製品の販売を開始しており、昨年は東芝アジア・パシフィック・タイ社やミャンマーのヤンゴン支店の設立のほか、東芝フィリピン社に社会インフラ事業の部門を新設するなどの活動を進めています。

 今回、クアラルンプール事務所の機能をトス・エナジー・マレーシア社に移管することで、火力発電や水力発電のプロジェクトの遂行などの発電システム事業から、モータ・インバーターなどの産業システム関連製品の販売まで、幅広い営業活動が可能になります。

 マレーシア政府は、「ビジョン2020」(Wawasan 2020)のもと、2020年までに先進国に加わることを目指した経済改革プログラムを推進しています。また、同国は東南アジア第三の経済国であると同時に、世界銀行の国際競争力指数(GCI)では東南アジアで第二位に位置しており、政府の予測では2014年に5~5.5%の経済成長が見込まれています。

 今後も当社は、東南アジア地域における社会インフラ事業を積極的に推進するとともに、マレーシアの継続的発展に貢献していきます。

トス・エナジー・マレーシア社の概要

1.設 立  2003年12月

2.代表者  吉田健二

3.資本金  30万USドル(東芝アジア・パシフィック社 100%)

4.事業概要 マレーシアにおける火力・水力発電事業および産業システム事業