ニュースリリース

英国における加圧水型原子炉「AP1000®」3基の建設計画について

英国原子力発電事業開発会社の株式60%を取得
2014年01月15日

 当社は、グループ会社のウェスチングハウス社が展開する加圧水型原子炉「AP1000®」3基の建設を目指し、英国西カンブリア地方で原子力発電所新規建設を計画している原子力発電事業開発会社・ニュージェネレーション社(以下、NuGen社)の株式について、現株主であるスペインの電力会社イベルドローラ社(以下、IBE社)、およびフランスの電力会社GDFスエズ社(以下、GSZ社)から、合わせて60%を取得します。今後、両社と詳細事項の調整を続け、行政許認可などの諸手続を経て、株式取得手続きを完了する計画です。

 今回当社は、IBE社から同社保有のNuGen社株式50%を、GSZ社から同社保有のNuGen社株式10%を、それぞれ譲り受けます。取得額は総額で約1億ポンド(約170億円、170円/ポンドで換算)です。当社はNuGen社の株式の過半数超を取得することで、「AP1000®」3基の建設機会を確保します。今後NuGen社は、原子力発電技術を有する当社と原子力発電所の運転に実績があるGSZ社のもとで事業を進めていきます。

 NuGen社は、2009年から西カンブリア地方のムーアサイドサイトで原子力発電所の建設に向けたプロジェクトを進めてきました。今後、「AP1000®」3基を建設することで、合計で約340万キロワットの確保が可能になります。

 当社は、今後も欧州において「AP1000®」の提案活動を積極的に展開し拡販を図るとともに、高効率で安定的な電源確保に向け、火力・原子力などの基幹電源や再生可能・新エネルギーのベストミックスによりグローバルに事業展開し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

 

NuGen社の概要 

社 名 

NuGeneration Limited

所在地 

英国 ロンドン

設 立

2009年2月

事業内容

原子力の事業開発