ニュースリリース

川崎駅周辺地区スマートコミュニティ実証事業でのビル群管理サービスの実施について

統合BEMSによる地域エネルギーの見える化を検証
2013年08月08日

 当社は、川崎駅周辺地区スマートコミュニティ事業委員会(事務局:川崎市)が進める「川崎駅周辺地区スマートコミュニティ実証事業」において、提案していたプロジェクトが採択され、今秋から実証事業を開始します。

 今回実施する実証事業は、当社が企画・提案した「統合BEMSによるビル群エネルギー管理サービス」です。川崎駅周辺地区の複数のビルを群管理することで、地域全体で消費されるエネルギーを「見える化」し、商業・業務施設など、多様な施設が集積した既成市街地に対する地域エネルギー利用の合理化を図ります。

 具体的には、当社が10月に開所を予定している「スマートコミュニティセンター」に統合BEMSを導入します。ここを中心拠点として、川崎市庁舎をはじめ川崎駅周辺の複数のビルをインターネットで接続し、各ビルに対して、電力使用状況の可視化や設備診断のサービスなどを実施します。官公庁の庁舎と民間ビルの併存、また駅周辺の商業施設密集地域に対するビル群管理サービスは国内初めてで、今回の実証事業において、最大20%の省エネあるいはピーク電力削減を目指します。

 当社は、今回の実証実験で得た知見をもとに、地域エネルギーのスマート化に貢献すると共に、スマートコミュニティセンターを中核拠点として、スマートコミュニティ事業の取り組みを加速していきます。

実証事業への参画表明事業者

・NREG東芝不動産(株)(ラゾーナ川崎東芝ビル(スマートコミュニティセンター))
・(株)東芝(ラゾーナ川崎東芝ビル(スマートコミュニティセンター))
・鹿島建設(株)/川崎商工会議所(川崎フロンティアビル)
・川崎アゼリア(株)
・東京ガス(株)
・川崎市(川崎市役所第3庁舎/川崎御幸ビル((株)御幸ビルディング所有))

注:上記事業者は現時点で実証事業への参画を表明・検討中の事業者。なお、上記事業者以外にも参画を検討中の事業者があり、今後、参画事業者数が変更される可能性があります。

実証事業のイメージ

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