ニュースリリース

チェコ電力・テメリン原子力発電所における一次入札審査結果について

ウェスチングハウス社のAP1000®が最上位評価を獲得
2013年03月26日

 当社のグループ会社であるウェスチングハウス社は、チェコ電力(CEZ)が自国で建設を計画しているテメリン原子力発電所3・4号機における一次入札審査において、チェコ電力から、同社が提案している110万キロワット級原子炉「AP1000®」が、許認可、実行性、技術的リスク評価、価格、契約条件など総合的な評価で最上位評価を獲得しました。年内の2基受注獲得に向け、本格的な契約交渉を開始します。

 「AP1000®」は、ウェスチングハウス社が開発した最新型の加圧水型原子炉(PWR)で、外部動力を使用しない静的安全設計を採用しており、米国原子力規制委員会から2011年12月に設計認証、2012年2月に建設運転一括許可を取得しています。
 当社は、米国で建設中の「AP1000®」4基と同様にタービン設備等を担当する予定です。

 チェコでは、2040年までに総発電電力量に対する原子力発電が占める割合を、現在の33%から50%まで拡大する計画です。ウェスチングハウス社は、テメリン原子力発電所1・2号機に制御システムを納入した実績を持ち、本計画に関しても、先般、チェコの建設会社であるメトロスタブ社とテメリン原子力発電所土木建築に関する独占契約を締結するなど、現地企業との協力体制を強化しており、引き続き積極的な受注活動を継続していきます。

 

チェコ電力の概要

1.会 社 名

チェコ電力(CEZ, a.s.)

2.設  立

1992年                           

3.代 表 者

Daniel Beneš                        

4.株主構成

チェコ共和国70% 他公的機関 25% 他5%         

5.事業内容

発電・送電・地域熱供給                    

テメリン原子力発電所の概要

1.電気事業者

チェコ電力 

2.所 在 地

南ボヘミア州テメリン