ニュースリリース

東北電力株式会社「八戸太陽光発電所」の発電システム受注について

2010年09月27日

 当社は、東北電力株式会社(以下、「東北電力」)と、発電出力1.5MWのメガソーラー発電プラント「八戸太陽光発電所」の発電システム納入に関する契約を締結しました。当社が電力事業用メガソーラー発電プラントを受注するのは、昨年受注した中部電力「メガソーラーたけとよ」、東京電力「(仮称)浮島太陽光発電所」、沖縄電力「宮古島メガソーラー実証研究設備」に続いて4件目となります。

 「八戸太陽光発電所」は、青森県八戸市の八戸火力発電所構内に設置する東北電力初の事業用メガソーラーであり、2011年度の運転開始が予定されています。年間の推定発電電力量は約160万kWhで、一般家庭約500世帯分の年間使用電力量に相当します。

 当社は、基本設計を含むエンジニアリング全般、主要機器の納入、プラントの建設を含めたプロジェクト全体を一括受注しました。今回受注したプラントには、東芝グループで開発した世界最高クラス注1の直交変換効率98.1%注2を誇る500kWのパワーコンディショナを初めてメガソーラー用に納入する他、京セラ株式会社製の高効率多結晶太陽電池モジュール(1MW)、および株式会社カネカ製の薄膜系太陽電池モジュール(250kW)、ソーラーフロンティア株式会社製の薄膜化合物系太陽電池モジュール(250kW)を採用する予定です。

 地球温暖化防止への世界的な環境意識の高まりの中、電力・産業用の太陽光発電システムの市場規模は2015年に2.2兆円になることが予想されるなど、今後も拡大することが予測されております。このような市場環境下、当社は、高効率なパワーコンディショナやスマートグリッドなどのシステム技術、大規模プラント向けシステムエンジニアリングなどの実績を生かした事業展開を図っており、さらにこれまでの一連の受注を契機に、国内外でメガソーラー発電プラントの受注の拡大を目指していきます。

注1 2010年9月現在、定格出力500kWのパワーコンディショナにおいて
注2 本リリース発表時(2010年10月13日)の直交変換効率「98.1」%は、採用したパワーコンディショナの製品化前の計算により予測した値(定格電圧350V、出力50%)であり、実際の製品の直交変換効率は「97.7%」であるため、訂正させていただきます。(2011年10月20日記載)


 八戸太陽光発電所の概要

1.所在地:青森県八戸市 八戸火力発電所構内

2.太陽光発電出力:1.5MW

3.推定発電電力量:約160万kWh

4.CO排出削減量(推定): 約800トン

5.敷地面積:約3ha

八戸太陽光発電所イメージ図

発電所イメージ図