ニュースリリース

3D対応のブルーレイディスクレコーダー「レグザブルーレイ」の発売について

液晶テレビ「レグザ(REGZA)」とブランドを統一
2010年07月28日
ブルーレイディスクレコーダー「レグザ(REGZA)ブルーレイRD-X10」の写真
ブルーレイディスクレコーダー「レグザ(REGZA)ブルーレイRD-BZ800」の写真

 当社は、ブルーレイディスクレコーダー「レグザ(REGZA)ブルーレイ」として、ブルーレイ3D ディスクの再生注1に対応した「RD-X10」とブルーレイ3Dディスク再生にバージョンアップ注2で対応する「RD-BZ800/RD-BZ700/RD-BR600」の4機種を9月下旬から順次発売します。また、今回、レコーダーとプレーヤー商品群のブランドを液晶テレビと同じ「レグザ」に統一し、液晶テレビ「レグザ」とのリンク機能を充実させることで、両商品のさらなるシェア向上を目指します。

 新商品の「RD-X10/RD-BZ800/RD-BZ700/RD-BR600」は、業界で唯一注3外付けUSBハードディスク録画に対応するだけではなく、内蔵ハードディスクに録画した番組をチャプター単位で組み合わせてプレイリスト化し、BD-R/REディスクにダビングできるなど、ハイビジョンレコーダー「RDシリーズ」独自の編集機能を継承しています。記録機能に関しては、DVDにフルハイビジョン映像を記録できる「AVCREC」注4に加え、従来のハイビジョンレコーダー「RDシリーズ」で録画した「HD Rec」のディスク再生も、バージョンアップ注5で対応します。

 また、「レグザリンク」機能により、液晶テレビ「レグザ」の番組表から録画予約ができるだけではなく、液晶テレビ「レグザ」のハードディスクに録画した番組を、新商品にダビング注6することもできます。さらに、再生機能については、超解像技術採用の「レゾリューションプラスXDE」を搭載することで、ブルーレイ/DVDソフトやハイビジョン放送を、より高画質で楽しむことができます。

 「レグザリンク」機能を搭載したエントリーモデルのブルーレイディスクレコーダー「D-BZ500」やブルーレイ3D ディスクの再生機能を搭載したブルーレイディスクプレーヤー「SD-BDT1」も併せて、商品化することで、当社は幅広いユーザーのニーズに応えていきます。

注1
ブルーレイ3Dディスクを視聴するには、3D対応レグザと別売のHDMIケーブル(High Speed対応、市販品)が必要です。
注2
ブルーレイ3Dディスク再生対応バージョンアップキットを別途発売予定。詳細は、決まり次第ホームページ等でお知らせします。
注3
ブルーレイディスクレコーダーにおいて。2010年7月28日現在。東芝調べ。
注4
CPRMに対応した3倍速以上のDVD-R、DVD-R DL、DVD-RWが必要です。「AVCREC」で記録したディスクは対応した機器でしか再生できません。
注5
詳細は、決まり次第ホームページでお知らせします。
注6
「レグザリンク・ダビング」機能搭載の液晶テレビについては、ホームページに掲載します。

新商品の概要 

商品名

形名

ブルーレイ3D

ディスク再生

内蔵HDD

価格

発売時期

ブルーレイディスクレコーダー

「レグザブルーレイ」

RD-X10

2TB

オープン

11月下旬

RD-BZ800

1TB

オープン

9月下旬

RD-BZ700

500GB

オープン

9月下旬

RD-BR600

500GB

オープン

10月中旬

D-BZ500

320GB

オープン

9月下旬

ブルーレイディスクプレーヤー

「レグザブルーレイ」

SD-BDT1

オープン

8月下旬

※バージョンアップキット(別途発売予定)にて対応

商品化の背景と狙い 

  デジタルテレビの販売が好調に推移する中、テレビとレコーダーを同一メーカーで購入するユーザーの比率が高くなっています。「従来のハイビジョンレコーダー『RDシリーズ』ならではの多彩な編集機能を搭載したブルーレイディスクレコーダーが欲しい」、「液晶テレビ『レグザ』で録画した番組をブルーレイディスクにダビングしたい」という要望に応えた多機能な新商品を発売し、さらに、ブランドを液晶テレビと同じ「レグザ」に統一することで、ユーザーによるテレビとブルーレイディスクレコーダーのセット購入を促進していきます。

新商品の主な特長 

<レグザブルーレイ「RD-X10」、「RD-BZ800」、「RD-BZ700」、「RD-BR600」>

1.多彩なディスクの再生・記録に対応

 市販のブルーレイディスクや DVD/CDの再生、およびBD-R/R DL、BD-RE/RE DL、DVD-R/R DL、DVD-RWへの記録に対応しています。また、ブルーレイ3Dディスクの再生にも対応し、「RD-X10」は標準搭載、「RD-BZ800/RD-BZ700/RD-BR600」の3機種はバージョンアップで対応します。また、記録についてはDVDディスクにフルハイビジョン映像を記録できる「AVCREC」を搭載し、AVC録画注7したタイトルだけでなく、DR録画注8したタイトルについてもDVD記録が可能になっています。安価で入手しやすいDVD-Rを使って好みの画質でハイビジョン映像を残すことができます。さらに、従来の「RDシリーズ」で録画した「HD Rec」のディスク再生については、バージョンアップで対応します。

注7
AVC録画はハイビジョン放送(MPEG2)を「レグザブルーレイ」でBDAVフォーマット記録可能なMPEG4AVCに変換記録したものです。従来のTSE録画はHDVRフォーマット記録可能なMPEG4 AVCに変換記録したものです。
注8
DR録画はハイビジョン放送を無劣化で放送のままハードディスクに記録。従来のTS録画の名称を変更したものです。なお、「スカパー!HD録画」したタイトルについては、従来はTSE表示になっていましたが、新商品ではAVC(スカパー!HD放送をDR録画), SKP(スカパー!SD放送をDR録画)と表示されます。

2.業界で唯一USBハードディスク増設に対応

 大容量のハードディスクを搭載するとともに、業界で唯一、増設用に外付けUSBハードディスク注9の接続が可能です。1台当たり最大2TBの外付けUSBハードディスクを8台まで登録することができ、ハードディスクをケーブルでつなぐだけで、手軽に録画容量を増加できます。

注9
複数のUSBハードディスクを同時に接続することはできません。なお、本機で登録したUSBハードディスクは、登録を行った本機以外では使用できません。動作確認済みUSBハードディスクについては、ホームページに掲載します。

3.チャプター単位でダビングしたい場面を集められる編集機能を搭載

 各チャプターを編集の単位(パーツ)として使える「RDシリーズ」ならではのユニティエディット方式を搭載しています。録画した番組をフル画面で視聴中にリモコンでチャプター分割・結合し、視聴後にプレイリスト編集でダビングしたい場面を選ぶだけの簡単操作や、必要場面を一括で集められる偶数・奇数チャプタープレイリスト作成も可能です。また、録画をしながらの追っかけ再生中にもチャプター分割・結合など編集が可能です。さらに、同じ記録方式(DRとDR、AVCとAVCなど)のタイトルなら、別のタイトルのチャプターを自在に組み合わせることもできます。編集やプレイリスト作成のたびに開始点と終了点を指定する必要がないため、スピーディーに編集作業ができます。また、ダビング10の番組だけでなく、コピーワンスの番組についてもプレイリストを作成し、プレイリストからブルーレイディスクやDVDにダビング(ムーブ)が可能です。

4.業界最長12倍のハイビジョン録画注10と高速トランスコードを搭載

 MPEG4AVCトランスコーダーの搭載により、ハードディスクへのAVC録画時に、DR録画と比較して、業界最長の12倍長時間録画ができます。また、DR録画したタイトルをハードディスク内でAVC変換する際には2倍注11の速度で画質変換が可能な高速トランスコードを搭載しました。従来は変換するために録画時間と同じ時間が必要でしたが、半分の時間で変換ができます。

注10
ブルーレイディスクレコーダーにおいて。2010年7月28日現在。東芝調べ。
BSデジタル放送のハイビジョン映像(24Mbps)をDR記録した場合と、AEモード(2Mbps)で記録した場合の比較。解像度は変化しませんが、長時間録画にすればするほどノイズが目立つなど画質は劣化します。画質の劣化は録画する映像の種類によって異なります。なお、1回の最長連続録画予約時間は23時間59分以下です。
注11
3.4Mbps以上のAVCに変換する場合。

5.液晶テレビ「レグザ」の録画番組をブルーレイディスクにダビングできる「レグザリンク」を搭載

 「レグザリンク」機能により、液晶テレビ「レグザ」のリモコン一つで新商品を操作することができます。また「レグザリンク・ダビング」機能により、液晶テレビ「レグザ」のハードディスクに録画した番組をBD-R/REにダビングすることができます。また、このダビング操作を、テレビからの一回の操作注12でディスクダビングまで行うことも可能です。

注12
一回の操作でディスクダビングできる液晶テレビ「レグザ」は、X2シリーズ、XE2シリーズです。また、本機能を使用するには、テレビおよび本機のバージョンアップが必要です。詳細は、決まり次第ホームページでお知らせします。

6.超解像技術採用の「レゾリューションプラスXDE」で高画質再生を実現

 東芝独自の高精細技術「XDE」が、再構成型超解像技術による先鋭化処理をプラスし、超解像技術採用の「レゾリューションプラスXDE」に進化しました。アンダーシュート、オーバーシュートの影響を抑えて映像を高精細化します。先鋭化処理によりDVDソフトはもちろん、ハイビジョン放送、ブルーレイディスクソフト、さらに長時間モードで録画したタイトルも、高画質の映像で再現注13します。また、「レグザリンク」により液晶テレビ「レグザ」と組み合わせた場合、「レゾリューションプラスXDE」のパラメーターを液晶テレビ「レグザ」に自動的に最適化し、それぞれの超解像技術の良さを活かすことで、さらなる高画質を実現します。

注13
さまざまなコンテンツをハイビジョン(720p/1080i/1080p)に迫る画質にアップコンバートできますが、元のコンテンツがハイビジョンでない場合、完全なハイビジョンになるわけではありません。効果は、コンテンツの品質、テレビまたはモニターの能力、設定またはモードによって異なります。また、コンテンツによってはノイズが発生する場合があります。

7.フラッグシップモデルならではの高品位な設計(「RD-X10」のみ)

 当社ブルーレイディスクレコーダーのフラッグシップモデルである「RD-X10」は高画質・高音質設計に加え、デザインにもこだわりました。

(1)エンジェル・デメル社製フロントパネル

 欧州製の高級車のインテリアにも使用されるエンジェル・デメル社製のアルミニウム素材を贅沢に使用しました。フラッグシップモデルにふさわしい高級感・上質感を演出します。

(2)高画質・高音質を支えるためのボディ

 高画質・高音質実現のため、ステンレス製リアパネル、非熱処理ステンレスビスの採用に加え、スチール製天板には大型のステンレス板を組み合わせ異種金属結合による制振処理を実施しています。また、インシュレーターには制振効果の高い特殊樹脂を採用しています。

(3)高速OPアンプによるDC結合ビデオ出力回路

 コンポーネント出力用のビデオアンプには、高速OPアンプを使用しています。DC結合IV変換回路とLC型反転ローパスフィルタアンプを組み合わせた構成により、高SN比確保とAPL変動を低減し、ビデオDACの能力を十分に引き出します。

(4)デュアルHDMI®出力 Pureモード

 メインHDMI出力端子に加えて、オーディオ専用のサブ出力端子を装備しており、PureモードをONにするとサブ出力端子からは伝送クロックを1080i相当に抑えた音声信号が出力されます。サブ出力端子の伝送クロックを1080i相当に制限することで、AVアンプ側でのノイズの増加を抑え、音質の劣化を防ぎます。

(5)高性能アナログ7.1ch出力搭載

 ESS社のES9016 SABRE32TM Ultra DACを採用した高性能7.1chアナログ出力を搭載しています。32bit 演算回路とジッター低減回路を内蔵した最新型DACにより、2ch、7.1chの双方で優れた音質を再現します。

(6)フルタイム192kHz32bitアップサンプリング

 マルチチャンネル制御用に搭載したアナログ・デバイセズ社の「SHARCプロセッサー」により、48kHz系の信号は全て192kHz32bitに高精度アップサンプリング処理され注14後段のES9016でDA変換されます。従来の24bitを凌ぐ32bit処理により力感のある音質を再現します。

注14
44.1kHz系の信号再生時には176.4kHz32bitにアップサンプリングされます。

<レグザブルーレイ「D-BZ500」>

1.AVCHDビデオカメラの映像取り込みに対応

 AVCHDハイビジョンビデオカメラの映像を内蔵ハードディスクに取り込んでブルーレイディスクやDVDに書き込むことが可能です。ブルーレイディスク、DVD、SDメモリカード、USBケーブルからの取り込みに対応しています。

2.シンプル操作・シンプル機能のエントリーモデル

 「レグザリンク」を使って、液晶テレビ「レグザ」からの録画予約に対応しています。そのほか、8倍のハイビジョン長時間録画、「AVCREC」、「ハイビジョンW録」といった機能を搭載、シンプルな機能に絞ることで簡単にレコーダーを使うことができます。

<ブルーレイディスクプレーヤー レグザブルーレイ「SD-BDT1」>

1.ブルーレイ3Dディスクの再生に対応

 MPEG4 MVCにより製作されたブルーレイ3Dディスクの再生に対応しています。3Dの表示に対応した液晶テレビ「レグザ」などの3D対応テレビとHDMIで接続し、迫力の3D映像を楽しむことができます。また、3D以外のブルーレイやDVDソフトの再生にも対応し、毎秒24コマで製作された映画などのフィルム素材の映像を変換処理を挟まずそのまま出力する「1080/24p」出力も可能です。

2.BD-R/RE、DVD-R/RW、「AVCHD」および「AVCREC」ディスクの再生に対応

 レコーダーで記録したBD-R/RE、DVD-R/RW(Videoフォーマット/VRフォーマット)をはじめ、「AVCREC」のディスクや「AVCHD」で記録されたDVDを再生することができます。「スカパー!HD」のサイド・バイ・サイド方式の3D放送を録画した番組の再生も可能です。

環境への配慮

<「RD-X10」、「RD-BZ800」、「RD-BZ700」、「RD-BR600」>

(1)「未使用時電源OFF」機能による消費電力の削減

 電源を消し忘れた際に自動的に電源が切れるまでの時間が設定できる「未使用時自動電源OFF」機能を搭載しました。一定時間操作をしなかった場合、自動で電源が切れるので、無駄な電力消費を抑えられます。

(2)本体表示部を蛍光表示管から液晶に変更し消費電力を削減

 本体表示部を従来の蛍光表示管から、より省電力を実現する液晶に変更しました。蛍光表示管使用時よりも表示部分の電力消費を改善しています。

(3)環境を考えた梱包箱を採用

 梱包箱の印刷に使う情報を必要最小限に絞ることで、印刷面積やインクの使用量が少ない梱包箱を使用しています。

(4)化学物質管理の徹底

 「レグザブルーレイ」は「EU-RoHS指令注15」に適合しています。また、プリント基板実装工程での無鉛はんだの採用や梱包材料からのPVC(塩ビ)全廃をおこなっています。

注15
RoHS:Restriction of the use of certain Hazardous Substances
EU(欧州連合)では、コンピュータや通信機器、家電などで特定有害物質(6物質「鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・PBB(ポリ臭化ビフェニール)・PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)」の使用規制を定めたRoHS指令が2006年7月から施行されています。

(5)「レグザブルーレイ」の環境自主基準について

「レグザブルーレイ」では、18項目の製品別環境自主基準を設定しています。
URL:http://www3.toshiba.co.jp/hdd-dvd/kankyo/ecp.html
新商品は、この自主基準に適合した環境調和型製品(ECP:Environmentally Conscious Products)です。

当社グループの環境ビジョンについて

 当社グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ“Green of Process”」、「東芝の作る製品がエコ“Green of Product”」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ“Green by Technology”」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。
当社グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。詳細は以下をご覧下さい。URL:http://www.toshiba.co.jp/env/jp/management/vision2050_0_j.htm

添付資料

新商品についてのお客様からのお問い合わせ先:

東芝インフォメーションセンター
一般電話用フリーダイヤル : 0120-96-3755
*フリーダイヤルは携帯電話・PHSなど一部の電話ではご利用になれません。
携帯電話用ダイヤル: 0570-00-3755
*携帯電話用ダイヤルはPHSなどの一部の電話ではご利用になれません。
商品情報掲載ホームページ:  http://www.toshiba.co.jp/regza/bd_dvd