ニュースリリース

富士通と東芝、携帯電話事業の統合で基本合意

2010年06月17日

富士通株式会社
株式会社 東芝

 富士通株式会社(本社:東京都港区、執行役員社長:山本 正已 以下、富士通)と株式会社東芝(本社:東京都港区、代表執行役社長:佐々木 則夫 以下、東芝)は、本日、携帯電話事業の強化を目的とした事業統合に基本合意いたしました。本日の基本合意にもとづき、10月1日を目処に新会社を設立し、東芝の携帯電話事業を移管した上で、富士通が新会社の株式の過半を取得する予定です。

  両社は、今回の統合により国内における携帯電話端末の開発基盤を強化し、競争力のある携帯電話端末を開発することで国内シェアNo.1を目指します。また、双方が有する小型端末技術などを活かすことで、今後、市場が拡大するスマートフォンにおいて競争力の高い製品をタイムリーに提供してまいります。

【両社の強み】

 富士通はこれまで、NTTドコモ様向けに携帯電話端末プラットフォームの開発、防水防塵、指紋センサーやセンシング技術などの独自機能を搭載した携帯電話端末の開発・製造を行い、幅広い世代に受け入れられる製品展開を行っています。
 東芝は、液晶テレビ事業で培った映像技術やスマートフォン関連技術に強みを持ち、KDDI様を中心にNTTドコモ様、ソフトバンクモバイル様向けに携帯電話端末を提供してまいりました。また、昨年より国内生産から海外生産への切り替えを行い、グローバルコストを意識した取り組みを行っています。

【今後の展開】

 富士通と東芝は、両社のノウハウや技術力を結集することで開発力の強化を図るとともに事業の効率性を高め、市場ニーズにあった競争力のある製品を提供してまいります。これにより、人々の暮らしを豊かにする携帯電話端末を国内外で展開してまいります。
 今後、両社で具体的な検討を行い、7月末を目処に最終的な契約を締結する予定です。