ニュースリリース
ハードディスク内蔵薄型デジタルテレビとして業界トップ注1の低消費電力量を実現した高画質「レグザ H8000シリーズ」などの発売について
当社は地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ「レグザ(REGZA)シリーズ」の新商品として、バックライトを効率化した省エネ液晶パネル注2を採用することで、ハードディスク内蔵薄型デジタルテレビとしては業界トップ注1の低消費電力量を実現し、かつ動画応答性を改善する倍速機能「倍速・モーションクリア」で高画質を実現したハードディスク内蔵「H8000」シリーズ3機種を商品化し、6月上旬から順次発売します。併せて、シンプルモデル「A8000」シリーズとしてBS・110度CSに対応した「32A8000」、「26A8000」の2機種を4月25日から発売します。
「H8000」シリーズは、薄型2.5型の300GB注3ハードディスクを内蔵し、地上デジタル放送などのハイビジョン放送を電子番組表から簡単に録画注4することができます。また、市販のUSBハードディスクを増設することでさらに多くの番組を録画することも可能です。さらに、簡単な操作で最終回まで追跡録画する「連ドラ予約」機能をはじめ、いつでもニュースを見ることができる「今すぐニュース」機能、番組視聴中に来客や電話があったときに便利な「ちょっとタイム」機能なども搭載しています。
「H8000」シリーズは、発光効率が高い蛍光管を採用し、本数を従来機種に比べて少なくすることで、消費電力を削減しています。さらに、従来の液晶パネルで透過できなかった光を、新型フィルムを採用し透過可能な光に変換することで、従来パネルと同等の高輝度を実現しています。また、Hシリーズとしては初めて全機種に倍速機能「倍速・モーションクリア」を搭載し、動きの早い映像での応答性を改善し、高画質化を図っています。さらに、室内の明るさや映像コンテンツの種類などのさまざまな視聴環境を検出し、自動的に最適な画質調整を行う「おまかせドンピシャ高画質」機能を搭載し、環境に配慮するとともに高画質を実現しています。
当社は今後も高画質・録画機能を訴求した多様なモデルをラインアップに加えることで、ユーザーの幅広いニーズに応えていきます。
- 注1
- 国内ハードディスク内蔵薄型デジタルテレビにおいて(2009年4月7日現在)。
- 注2
-
2008年モデルRH500シリーズ搭載の液晶パネルとの比較。
42RH500に採用の液晶パネルに比べ42H8000では40%消費電力削減。
37RH500に採用の液晶パネルに比べ37H8000では36%消費電力削減。
32RH500に採用の液晶パネルに比べ32H8000では47%消費電力削減。 - 注3
- 1GB=10億バイトで算出。
- 注4
- ハードディスクへはローカル暗号で暗号化して録画しています。
新商品の概要
商品名 |
シリーズ名 |
形名 |
画面サイズ |
価格 |
発売日 |
地上・BS・110度CSデジタル ハイビジョン液晶テレビ 「レグザ(REGZA)」 |
H8000 |
42H8000 |
42V型フルHD |
オープン |
5月下旬 |
37H8000 |
37V型フルHD |
6月上旬 |
|||
32H8000 |
32V型WXGA |
5月下旬 |
|||
A8000 |
32A8000 |
32V型WXGA |
4月25日 |
||
26A8000 |
26V型WXGA |
4月25日 |
商品化の背景と狙い
お客様の環境意識が高まりつつある中で、「省エネ」は商品購入の選択基準の大きなポイントになっています。また、テレビ購入において「高画質」が重要視されるとともに時間の制約がない視聴が望まれています。このような要望に応えるため、動画応答性を改善する倍速機能を搭載し高画質を実現するとともに、大容量ハードディスクを搭載することで時間に束縛されない視聴を提供し、さらに省エネに配慮した「H8000」シリーズを高画質・環境レグザの第2弾として商品化します。
新商品の主な特長
1.簡単・便利なハードディスク録画機能を搭載(「H8000」)
「H8000」では、交換可能な薄型2.5型の300GBハードディスクを内蔵しており、地上デジタルハイビジョン番組を約29時間録画可能です注5。また、録画した番組を簡単に再生可能です。
- 注5
- 「今すぐニュース」設定で地上デジタル放送の60分ハイビジョン番組を登録しているときに、地上デジタル放送(20Mbps)を録画する場合の目安。
(1)簡単録画
番組視聴中にリモコンの「録画」ボタンを押すことで、録画を開始することができます。また、電子番組表からも簡単に録画予約ができます。さらに「連ドラ予約」をすれば毎回、最終回まで追跡録画します注6。
- 注6
- 番組情報が本商品の検索条件に当てはまらない番組は録画できない場合があります。
(2)簡単再生
リモコンの「録画リスト」ボタンで録画番組リストを表示でき、録画した番組を簡単に選べます。また、内蔵ハードディスクまたはUSBハードディスクに録画した番組を1.5倍速で視聴できる「早見早聞」機能も搭載しました。なお、番組視聴中でも、リモコンの「再生」ボタンを押せば、最後に見ていた録画番組がすぐに再生されます。
さらに、放送時間を気にせずにいつでもニュースを見ることができる「今すぐニュース」、番組視聴中に来客や電話があったとき、録画を開始し、用が済んだあとで録画開始場面から再生する「ちょっとタイム」などの便利な機能も搭載しています。
(3) USBハードディスク増設対応
従来のHシリーズでは増設用としてはe-SATAハードディスクに対応していましたが、新商品では市販の大容量USBハードディスク注7の接続を可能とし、より多くの市販ハードディスクから選ぶことができるようになりました。増設されたハードディスク注8 には本体の内蔵ハードディスクと同様に直接録画することも内蔵ハードディスクに録画された番組を移動することもできます。なお、増設ハードディスクは最大8台まで登録でき、家族別、ジャンル別などの使い分けが可能です。
- 注7
- 対応機器については末尾の接続確認済み機器一覧表参照。
- 注8
- 増設するには登録が必要です。ただし、一度に接続できる増設ハードディスクは1台です。
2.バックライトを効率化した省エネ液晶パネルを採用(「H8000」)
「H8000」では、発光効率が高い蛍光管と新型フィルムを採用した液晶パネルを搭載しています。
さらに、「42H8000」、「37H8000」、「32H8000」では蛍光管の本数をそれぞれ従来の18本から12本に、16本から12本に、12本から10本に減らすことで、消費電力を削減しています。また、従来の液晶パネルで遮られて透過できなかった垂直方向の偏光を、新型フィルムを通して平行方向の偏光に変換し、透過できるようにしています。これにより、従来無駄となっていた光を効率よく利用することができ、少ない蛍光管の本数でも従来パネルと同等の輝度を実現しています。
3.「倍速・モーションクリア」を搭載(「H8000」)
動きのある映像の応答性を改善するため、1秒間に通常の倍にあたる120枚を表示できる倍速機能「倍速・モーションクリア」を搭載し、高画質を実現しています。
4.視聴環境に応じて画質を自動調整する「おまかせドンピシャ高画質」機能を搭載(「H8000」、「A8000」)
周囲の明るさ、照明の種類、季節の変化に伴う日の出・日の入時刻の変化などの視聴環境と視聴している映像コンテンツの種類に応じて、明るさ、色温度、色の濃淡、シャープネスなどの項目を自動調整し、視聴環境や映像コンテンツに合わせて最適な画質にする「おまかせドンピシャ高画質」機能を搭載しています。
5.環境への配慮 (「H8000」、「A8000」)
(1)地球温暖化の防止
「H8000」、「A8000」は、以下の機能の搭載などさまざまな省エネ対応設計を行っています。
- 「おまかせドンピシャ高画質」機能
画面を常に最適な明るさにすることにより、無駄な電力を抑えます。 - 消費電力低減設定
画面の明るさを抑制し消費電力を低減します。 - 無操作電源オフ機能
無操作状態が約3時間続くと、待機状態にします。 - 無信号電源オフ機能
外部入力選択時に無信号が約15分間続くと、待機状態にします。
これらの取り組みにより、「42H8000」では従来商品注9に比べて年間消費電力量を26%削減し、業界トップ注10の143kWh/年を実現しました。
形名 |
42H8000 |
37H8000 |
32H8000 |
年間消費電力量 |
143kWh/年 |
128kWh/年 |
107kWh/年 |
年間消費電力量 従来比注11 |
26%減 |
25%減 |
16%減 |
省エネ基準達成率注12 |
243% |
236% |
214% |
多段階評価注13 |
★★★★★ |
★★★★★ |
★★★★★ |
消費電力 |
170W |
145W |
116W |
消費電力 従来比注11 |
34%減 |
29%減 |
30%減 |
(2)資源の有効利用
「42H8000」では、従来商品注9に比べ、質量を4.1kg(15%)削減するなど、さまざまな省資源・リサイクル対応設計を行なっています。また、材料のリサイクルを容易にするため、25g以上のプラスティックに材料表示を行なっています。
(3)化学物質管理の徹底
「H8000」、「A8000」は、EU-RoHS指令注14、J-Moss注15に適合しています。
(4)東芝グループ環境調和型製品
「H8000」は、製品ごとに業界トップレベルをめざした東芝グループ「製品別環境自主基準(ECP基準)」に適合しています。ECP基準の説明についてはURL:http://ecp.toshiba.co.jp をご覧ください。テレビの環境自主基準についてはhttp://www.toshiba.co.jp/regza/support/eco/ecp.htmlをご覧ください。
当社グループの環境ビジョンについて
当社グループは「地球内企業」としてより良い地球環境の実現のため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度を基準として2050年度までに10倍(ファクター10)に高めることを目指すものです。効率良いエネルギー供給機器の開発や、環境に配慮したオフィス・家電製品の製造、販売を通じて、2025年度に1億1,770万トンのCO2削減の寄与などの地球温暖化防止をはじめとした、資源有効活用、化学物質管理を通した地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。
詳細は以下をご覧ください。
URL: http://www.toshiba.co.jp/env/jp/management/vision2050_0_j.htm
- 注9
- 2008年モデル 42RH500との比較。
- 注10
- 国内42V型ハードディスク内蔵薄型デジタルテレビにおいて(2009年4月7日現在)。
- 注11
- 2008年モデル RH500シリーズとの比較。
- 注12
- 省エネ法に定められた2008年度基準に対する達成率。
- 注13
- 省エネ法に定められた2008年度基準に対する評価。最高評価が★5つ。
- 注14
-
RoHS:Restriction of the use of certain Hazardous Substances
EU(欧州連合)では、コンピュータや通信機器、家電などで特定有害物質(6物質「鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・PBB(ポリ臭化ビフェニル)・PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)」の使用規制を定めたRoHS指令が2006年7月から施行されています。 - 注15
- J-Moss:電機電子機器に含有される化学物質の表示に関するJIS規格(JIS C 0950)の略称です。
6.HDMI入力切換を高速化する「インスタポート」注16を搭載(「H8000」)
HDMI接続機器間で行なわれる認証をあらかじめ行なっておくことで、素早くHDMI入力切換ができる「インスタポート」を搭載しました。
- 注16
- 「InstaPort TM」はシリコンイメージ社の商標です。
7.「レグザ番組表・ファイン」(「H8000」、「A8000」)
新聞のテレビ欄と同様、横軸に放送局名を縦軸に時刻を表示するとともに、各番組欄に番組名および番組説明を高精細フォントで表示する電子番組表「レグザ番組表・ファイン」を搭載しました。7局、6時間分の番組内容を一覧表示し、「H8000」ではさらに録画予約も可能です。また、番組視聴中に別のチャンネルの番組情報を見ることができる「ミニ番組表」も搭載しています。
8.高音質を実現する「新レグザオーディオ」(「H8000」、「A8000」)
高効率「Class-Dデジタルパワーアンプ」を採用し、高効率動作ならびに低歪を実現しています。
9.「レグザリンク」を使った便利な機能(「H8000」、「A8000」)
当社AVノートPC「コスミオ」、ハイビジョンレコーダー「ヴァルディア」またはオーディオシステムを「レグザリモコン」で簡単に操作することができる「レグザリンク」を搭載しています注17。
- 注17
- 対応機器については末尾の接続確認済機器一覧表参照。
別売オプション機器
商品名 |
形名 |
適用機種 |
価格 |
備考 |
テレビ台 |
RL-G120 |
42H8000 |
オープン |
キャスター付き |
RL-G80 |
37H8000、32H8000、32A8000、26A8000 |
キャスター付き |
||
壁取付金具 |
FPT-TA11 |
42H8000、37H8000、32H8000、32A8000、26A8000 |
チルトタイプ |
|
東芝液晶テレビ 内蔵用ハードディスク ユニット |
THH-30U5 |
42H8000、37H8000、32H8000 |
交換用ハード ディスクユニット |
「レグザリンク」接続確認済み機器一覧表
4月7日現在
当社 ハイビジョンレコーダー |
VARDIA RD-X8、RD-X7、RD-S503、RD-S303、RD-G503K、RD-G503W、RD-E303、RD-S502、RD-S302、RD-E302、RD-A301、RD-A600注18、RD-A300注18、RD-S601、RD-S301、RD-E301 |
|
当社ノートPC |
Qosmio G50/98H、G50/97H、G50/96H、F50/86H、G50W/95GW、G50W/95HW、F50W/85FW、F50W/85HW、G40W/95DW、G40W/96EW、G50/98G、G50/97G、F50/88G、F50/86G、G40/97E、G40/97D dynabook Qosmio GX/G8H、FX/G7H、GXW/76GW、GXW/G8HW、FXW/75FW、 FXW/G7HW、WXW/79GW、WXW/77GW、WXW/79HW、 WXW/77HW、GX/79G、FX/77G dynabook TX/68H、TX/67H、TX/66H、TX/66HBL、TX/66HPK、TX/67HBLBI、TX/67HBI、TX/66HS、TX/67HWG、TX/67HK、TX/67HWHK、TX/67HBLK、TX/67HPKK、TX/67HKS、TX/66HJ、TX/66HBLJ、TX/66HPKJ、TX65HS、TX65HBLS、CX/48H、CX/47H、CX/45H、CX/47HBI、CXW/47HW、CXW/45HW、CXE/45HE、TX/67G、TX/66G、TX/66GBL、TX/66GPK、AX/54G、AX/53G、AX/53GBL、AX/53GPK、CX/48G、CX/47G、CX/45G、AX/55F、AX/54F、AX/53F、AX/55FBL、AX/53FPK、AX/55F、TX/68F、TX/67F、TX/66F、TX/66FBL、TX/66FPX、CX/48F、CX/47F、CX/45F |
|
当社ムービーカメラ |
gigashot GSC-A100F、GSC-A40F |
|
オーディオ システム |
ヤマハ |
YSP-3000、YSP-LC3000、YSP-LCW3000、YSP-4000、YSP-LCP4000、YSP-LC4000、YSP-600、YSP-TK600、YRS-1000、YSP-600、YSP-LCP4000、YSP-LC4000、YSP-4000、YSP-3000、YSP-LC3000、YSP-LCW3000、YSP-TK600、DSP-AX763、DSP-AX863、DSP-Z7、DSP-AX3900、AX-V465、DSP-AX763、DSP-AX863 |
AVアンプ |
オンキヨー
|
TX-SA706X、TX-SA606X、TX-SA806X、TX-NA906X、BASE-V20HD、SA-205HD、HTX-22HD、DHT-9HD、TX-SA605、TX-SA705、TX-SA805、TX-NA905、DTX-5.9、DHC-9.9、DTX-5.8、DTX-7.8、DTX-8.8、DTC-9.8、DTX-8.9、DTX-9.9 |
デノン |
AVP-A1HDSP、AVC-A1HDSP、VC-3808A、AVC-2809、AVC-1909 |
|
「H8000」用USBハード ディスク |
アイ・オー・データ機器 |
HDCN-UAシリーズ、HDCS-Uシリーズ、HDC2-Uシリーズ、 HDCN-Uシリーズ、HDC-Uシリーズ、RHD-UXシリーズ、 RHD-UX320A/UX500A、HDC-UXシリーズ、HDC-UX320A/UX500A |
バッファロー |
HD-CEU2シリーズ、HD-HSSU2シリーズ、HD-HESU2シリーズ、HD-ESU2シリーズ、HD-HSU2シリーズ |
- 注18
- HDMI連動機能に対応済のもの
当社Webサイト http://www.toshiba.co.jp/regza/ でも順次公開します
添付資料
- 別紙: 新製品の主な仕様(H8000)について[PDF: 81KB]
- 別紙: 新製品の主な仕様(A8000)について[PDF: 72KB]
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新製品についてのお客様からのお問い合わせ先:
テレビ事業部
- TEL : 03(3457)8344
商品情報掲載ホームページ