－視聴環境に応じて映像を自動調整する「おまかせ」モードを搭載－

　当社は､地上･BS･110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ「レグザ（REGZA）AV550シリーズ」として、「26AV550」、「22AV550」を商品化し、9月15日から順次発売します。26V型、22V型の「AV550シリーズ」は、大型モデルに搭載されている高画質映像処理システム「新メタブレイン・プロ」を採用しています。これにより、視聴環境に応じて映像を自動調整する「おまかせ」モードを搭載し高画質を実現するとともに、AV機器やPCなどとの連携が可能な「レグザリンク」（HDMI連動）も搭載したパーソナルモデルです｡

　 新商品「AV550シリーズ」に搭載している「おまかせ」モードは、設置地域の日の出、日の入時刻を計算して室内での照明使用時間を推測するとともに、部屋の照度やテレビに映される映像コンテンツの種類などの視聴環境を自動的に検出します｡これにより明るい部屋で視聴する時には鮮やかにメリハリのある映像を表現し、暗い部屋で映画を視聴する時には映画の質感を再現するなど、ユーザの手を煩わせることなく、最適な画質を楽しむことができます｡

　また、新商品には新開発の「シンプルレグザリモコン」を採用しています。このリモコンは従来機種の約1.3倍^*の面積のチャンネルボタンを採用し、見やすく押しやすくすることで操作性を高めています。

　さらに､新聞のテレビ欄と同様に横軸に放送局名、縦軸に時刻、各番組欄には番組名と番組説明を同時に高精細フォントで表示する電子番組表「レグザ番組表・ファイン」、入力信号の遅延を抑えた「新ゲームモード」、「オン・オフタイマー」、DVDプレーヤー／レコーダーやゲーム機、PCなどに接続可能なHDMI端子など、従来の「レグザ（REGZA）シリーズ」で搭載しているさまざまな機能を引き続き搭載することで、小型でありながら使い勝手の良い商品となっています。

　当社は今後も高画質を追求し、多彩なモデルをラインアップに加えることで､ユーザの幅広いニーズに応えていきます。

* C3500シリーズ付属リモコンの「1」～「12」のチャンネルボタンと比較した場合

新商品の概要

商品化の背景と狙い

　2008年3月には全国の93%の世帯で地上デジタル放送が受信可能となり、さらに地上デジタル受信機受信世帯普及率は2008年8月には約50%となっています(当社調べ) 。普及台数の拡大に伴い、パーソナルユースを中心とした小型テレビのニーズもますます増えており、「レグザ（REGZA）AV550シリーズ」を発売することで､ユーザの幅広いニーズに応え、当社の売上の拡大を図っていきます。

新商品の主な特長

1．「新メタブレイン･プロ」搭載で高画質を実現
新商品には、小型モデルながら当社の大型モデルにも搭載されている高画質映像処理システム「新メタブレイン･プロ」を搭載しています。緻密で立体感があり､なめらかな階調の映像再現に加え、被写体の質感の違いを再現する高画質化処理「質感リアライザー」を採用しました。1シーンごとにヒストグラムを作成し、映像信号を構成する数百万の画素を補正することで色の陰影、濃淡などを鮮やかに表現することができます。これにより肌の質感を再現するとともに、雪のシーンなどの輝度の高い部分のわずかな白の違いや、夜の街並みの暗い画像などのわずかな黒の違いまでも、映像を豊かに表現します。なお、「26AV550」では30,000：1、「22AV550」では8,000：1のダイナミックコントラスト*を実現した高コントラストパネルを採用しています。
*	ダイナミックコントラスト：画面を正面から見た場合の、全白信号での画面最大輝度と全黒信号での画面最小輝度の比。
2．高画質　「おまかせ」モードを搭載
新商品には「おまかせ」モードを搭載し、照明の種類、季節の変化に伴う日没時刻の変化、周囲の明るさなどの視聴環境や視聴している映像の種類に応じて、明るさ、色温度、色の濃淡、シャープネスなどを自動調整し、その場に適した画質にする「おまかせ」モードを搭載しています。
（1）照明環境の把握
	初期設定時に、視聴する部屋の照明が蛍光灯色（クールな白）か電球色（暖かい白）かを設定するだけで、照明使用時間には照明の色温度を基準にテレビの色温度を自動調整します｡照明有無や照明使用時間は、設置されている地域、カレンダー情報、時刻情報をもとに、設置場所の日の出、日の入時刻を計算して推測します｡
（2）部屋の照度の認識
	明るさセンサーで部屋の照度を認識し、その環境にふさわしい画質に自動調整します｡
（3）映像の解析
	映し出されている映像がビデオ素材かフィルム素材かを判別し、さらに映像の輝度をリアルタイムで1画素ごとにヒストグラム解析し、常にその映像にふさわしい画質に自動調整します｡
3．新開発「シンプルレグザリモコン」を採用
使用頻度の高い「1」～「12」のチャンネルボタンを従来機種と比べて約1.3倍の面積にし、見やすく押しやすいリモコンを採用しました。
4．「レグザ番組表・ファイン」を搭載
新聞のテレビ欄と同様に、横軸に放送局名を縦軸に時刻を表示すると共に、各番組欄に番組名と番組説明を高精細フォントで表示する電子番組表「レグザ番組表・ファイン」を搭載しました。7局、6時間分の番組内容を一覧表示し、録画予約も可能です。また、番組視聴中に別のチャンネルの番組情報を見ることができる「ミニ番組表」も搭載しています。
5．「レグザリンク」を搭載
DVDプレーヤー／レコーダーやゲーム機、PCなどが接続可能なHDMI端子を2系統搭載し、当社製AVノートPC「Qosmio（コスミオ）」、ハードディスク＆DVDレコーダー「ヴァルディア」やオーディオシステムなどの操作を「シンプルレグザリモコン」で簡単に行うことができます。
6．環境への配慮
（1）地球温暖化の防止
	「26AV550」では、｢おまかせ｣モードによる省エネ効果など、さまざまな省エネ対応設計を行ない、従来商品*1に比べて年間消費電力を43％削減しています。
（2）資源の有効利用
	「26AV550」では従来商品*1に比べ、質量を8.4kg（45％）削減、主要部品の取付ネジ本数を83本（12％）削減など、さまざまな省資源・リサイクル対応設計を行なっています。また、材料のリサイクルを容易にするため、25g以上のプラスティックに材料表示を行なっています。
（3）化学物質管理の徹底
	「AV550シリーズ」は、EU-RoHS指令*2、J-Moss*3に適合しています。
*1	2004年度「26LC100」との比較
*2	RoHS：Restriction of the use of certain Hazardous Substances EU(欧州連合)では、コンピュータや通信機器、家電などで特定有害物質（6物質「鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・PBB（ポリ臭化ビフェニル）・PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)」の使用規制を定めたRoHS指令が2006年7月から施行されています。
*3	J-Moss：電機電子機器に含有される化学物質の表示にお関するJIS規格（JIS C 0950）の略称です。
（4）当社グループの環境ビジョンについて
	当社グループは「地球内企業」としてより良い地球環境の実現のため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度を基準として2050年度までに10倍(ファクター10)に高めることを目指します。効率良いエネルギー供給機器の開発や、環境に配慮したオフィス・家電製品の製造、販売を通じて、2025年度に1億1,770万トンのCO2削減の寄与などの地球温暖化防止をはじめとした、資源有効活用､化学物質管理を通した地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。 詳細は以下をご覧ください。 URL: http://www.toshiba.co.jp/env/jp/management/vision2050_0_j.htm

別売オプション機器

「レグザリンク」接続確認済み機器一覧表

*9月3日現在　
当社Webサイト　http://www.regza.jp　でも順次公開します

新商品の主な仕様