優れた処理性能と可用性を実現したIAサーバ「MAGNIA(マグニア)」新製品について 2008年4月15日
~最新OS「Windows Server® 2008」に対応した2wayサーバ~
当社は、IAサーバ「MAGNIA(マグニア)シリーズ」の新製品として2U*1サイズのラック型サーバ「MAGNIA3515R」を製品化し、本日から営業活動を開始します。 新製品は、優れた信頼性と機能を2Uサイズに集約し、可用性を高めることにより、小中規模のアプリケーションサーバから基幹業務システムまで、幅広い用途に対応できます。 CPUは「インテル® CoreTMマイクロアーキテクチャー」を採用した最新の「クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサーX5460」および「デュアルコア インテル® Xeon® プロセッサーX5260/E5205」を搭載しており、従来機種*2に比べて整数演算性能を31%向上するなど*3、大幅な処理性能向上を実現しています。 さらに、新製品はディスク1台に障害が発生しても冗長性を維持する「RAID6」に対応したRAIDコントローラを新たに採用し、可用性を高めています。また9月からは、独自の技術により信頼性の向上を実現した当社製RAIDコントローラが選択できます。 また、マイクロソフト社の最新OS「Windows Server® 2008」をサポートし、「Windows Server® 2008 Standard」をバンドルしたモデルを6月から販売します。当社独自のサーバ設定支援および運用管理ソフトと組み合わせることにより、柔軟な管理性、高い運用性を実現します。 当社は、新製品の投入により汎用IAサーバ市場において主流である2wayサーバのラインアップを強化し、MAGNIAシリーズの一層の拡販を図っていきます。
*1 |
1U=約44mm。 |
*2 |
MAGNIA3505R。 |
*3 |
「クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサーX5460」と「クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサーE5345」のSPECint_rate_base2006における比較。 |
新製品の概要
製品名 |
MAGNIA3515R |
筐体タイプ |
ラック |
標準価格(税込) *1 |
937,440円~ |
CPU |
クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー X5460 デュアルコア インテル® Xeon® プロセッサー X5260 デュアルコア インテル® Xeon® プロセッサー E5205 |
メインメモリ |
1GB~24GB |
HDD |
最大(本体内蔵) |
最大1.8TB (300GB×6) |
内蔵HDD*2 |
73GB/146GB/300GB |
本体サイズ(mm) |
幅444.6×奥行725.0×高さ87.2 |
出荷開始時期(予定) |
5月23日 |
*1 |
本体およびCPU(デュアルコア インテル® Xeon® プロセッサー E5205)×1、メモリ(1GB)×1、RAIDコントローラSC×1、HDD(73GB)×1による構成の価格です。OSの価格は含まれません。据付調整費、使用済み商品のお引取り費などは含まれておりません。 |
*2 |
1GBは10億バイト換算値です。1GB=1024×1024×1024バイト換算のものとは、表記上同容量でも実容量は少なくなりますので、ご注意ください。 |
商品化の背景と狙い 国内サーバ市場において、IAサーバへの需要は堅調で、特にデータセンタやマシンルームへ設置するラック型サーバへの需要が高まっています。また、CPUのマルチコア化が進み、クアッドコアあるいはデュアルコアCPUを搭載した2wayサーバが市場の中心的存在となっています。 こうした市場環境の中、当社はインテル社の最新CPUを採用することにより処理性能を向上し、仮想化機能などを搭載する最新OS「Windows Server® 2008」に対応した2U*1ラック型モデル「MAGNIA3515R」を商品化し、2wayサーバのラインアップの強化を行います。 *1 1U=約44mm。 新製品の主な特長 1.最新のインテル® Xeon® プロセッサー5400/5200番台に対応 「インテル® CoreTMマイクロアーキテクチャー」を採用した最新の「クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサーX5460」または「デュアルコア インテル® Xeon® プロセッサーX5260/E5205」を最大2個搭載できます。これにより従来の機種*1に比べて整数演算性能を31%向上するなど*2、大幅な処理性能向上を実現しています。
*1 |
MAGNIA3505R |
*2 |
クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサーX5460とクアッドコア インテル® Xeon® プロセッサーE5345のSPECint_rate_base2006における比較。 |
2.「RAID6」に対応した新RAIDコントローラに対応 ディスク1台に障害が発生しても冗長性を維持する「RAID6」に対応したディスクアレイコントローラを採用し、システムの信頼性を向上させることができます。また、9月からは独自開発の当社製SAS対応RAIDコントローラをオプションで選択可能とし、信頼性を高めることができます。HDDのホットプラグ、ホットスペア機能にも対応し、高い可用性を提供します。 3.「Windows Server® 2008」に対応、サーバ設定支援、運用監視ソフトを強化 管理性、堅牢性、柔軟性が強化されたマイクロソフト社の最新サーバOS「Windows Server® 2008」に対応し、「Windows Server® 2008 Standard」をバンドルしたモデルを設定します*1。また、OSインストールなどサーバ設定をサポートする「SetupInstructor」、サーバの運用・監視を支える「HarnessEye/Web」も新たにWindows Server® 2008に対応し、次世代サーバOSの導入を支援します。
*1 6月対応予定。 4.基幹システムが求める可用性と運用性を実装 オンラインスペア・ミラーリングメモリをはじめ*1、ホットプラグ対応の冗長電源や冗長ファンなど、システムの主要部品の二重化に対応します。さらにOSから独立してハードウェアの状態を監視するBMC(Baseboard Management Controller)を標準装備し、万一の障害に備えて連続稼動を支えます。
*1 |
メモリの冗長機能を使用した場合、使用可能なメモリ容量は実装メモリ容量より減少します。詳細は構成ガイドをご参照ください。 |
5.高速I/OバスPCI Expressを採用 PCI Expressカードを4枚、PCI-Xカードを2枚の合計6枚の拡張カードを装備でき、柔軟なシステム構成を可能にしています*1。
*1 RAIDコントローラがPCI Expressスロット(Full Height)を1スロット占有。 6.サーバ設定支援、運用監視ソフトを標準添付 OSインストールなど、サーバ設定をサポートする「SetupInstructor」、サーバの運用・監視を支える「HarnessEye/Web」を標準添付します。さらに、監視対象サーバを本体から離れた場所で表示、操作できるリモートコンソール機能をオプションで提供し、サーバ管理業務の一元化を実現します。 7.環境への配慮 当社では、地球環境への影響が懸念される多くの有害物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB,PBDE等)をIAサーバに使用しない等、環境調和型製品としての評価項目を定めた「東芝国内IAサーバ環境配慮設計ガイドライン」*1を設けています。本製品はこのガイドラインの基準を満たしています*2。
当社グループの環境ビジョンについて 当社グループは「地球内企業」としてより良い地球環境の実現のため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度を基準として2050年度までに10倍(ファクター10)に高める目標を掲げました。効率の良いエネルギー供給機器の開発や、環境に配慮したオフィス・家電製品の製造、販売を通じて、2025年度に5,760万トンのCO2削減の寄与などの地球温暖化防止をはじめとした、資源有効活用、化学物質管理を通した地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。
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MAGNIAは、株式会社東芝の登録商標です。 |
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Microsoft、Windows、Windows Serverは、アメリカ合衆国および他の国におけるMicrosoft Corporationの商標または登録商標です。 |
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SPECintはStandard Performance Evaluation Corporationの登録商標です。 |
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