ディスクの片面からHD DVDとDVDが再生できる3層ツインフォーマットディスクの開発 2006年9月11日 メモリーテック株式会社 メモリーテック株式会社(本社 東京都港区 代表取締役社長 川﨑代治)と株式会社 東芝(東京都港区、代表執行役社長 西田厚聰)は、共同で、ディスクの片面からHD DVDとDVDを再生できる3層再生専用ディスク(ROMディスク)を開発しました。 今回開発した3層構造のツインフォーマットディスクのDVD層は、DVD規格に適合しており、市販されているDVDプレーヤーでそのまま再生することができます。 この3層ディスクは、現在量産がスタートしているHD DVD製造ライン(2層HD DVD及び2層構造のツインフォーマット用)に対し、若干の装置とプロセスを追加することで製造することが可能です。このため、同一製造ラインで、従来の2層構造ディスクと今回開発した3層構造ツインフォーマットディスクを製造でき、3層ツインフォーマットの早期市場導入が可能と考えています。 開発の背景 HD DVDは、今年3月末から、日本及び北米市場で、プレーヤー、再生機能付きパソコン、ハリウッド映画ソフトを含む多くのコンテンツがリリースされ、市場普及が始まっています。HD DVD 規格の一つとして、メモリーテックは、東芝と共同でDVDとHD DVDの両フォーマットが記録できるツインフォーマットディスク技術を開発し、今年4月から、実際のコンテンツのリリースのためにディスクを提供してきました。ツインフォーマットディスク は、HD DVDプレーヤーだけではなく、既存のDVDプレーヤーでも再生が可能なことから、順調に販売実績を伸ばしています。ツインフォーマットディスクは、片面から二つのフォーマットにアクセスできるため、ディスクレーベル印刷も通常DVDと同じように可能で、ソフト商品価値を高め、消費者にもわかりやすいソフト商品作りを可能としています。 業界の反応 業界も、この新開発のフォーマットについて、歓迎の意を表明しています。 今後の予定 今後、東芝とメモリーテックは、このディスク規格をDVDフォーラムに提案していく予定です。また、安定したディスク量産プロセスを、並行して開発していきます。 添付資料 |
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