Qosmio/dynabookラインアップの刷新について

2006年8月7日

地上デジタル放送対応モデルの拡充など5機種13モデルの商品化

東芝AVノートPC「Qosmio F30」
 
東芝AVノートPC「Qosmio F30」

 当社は、「便利で、簡単、画がきれい」を特長とするAVノートPC「Qosmioシリーズ」のラインアップに、地上デジタルTVチューナー搭載モデルを拡充するとともに、高いコストパフォーマンスと使いやすさを両立させたノートPC「dynabookシリーズ」や、モバイルノートPC「dynabook SSシリーズ」を刷新し、5機種13モデルを商品化、8月10日より順次発売します。

 今回商品化した「Qosmio F30/790LS」は、2004年に「Qosmioシリーズ」を発売し、AVノートPC市場を創造・牽引して以来の技術的蓄積を背景に、当社開発AV統合ソフト「Qosmio AV Center」などのソフトウェアに大容量のAVコンテンツを効率的に処理する革新的アルゴリズムを開発、適用しています。
 従来モデルでは専用のハードウェア(グラフィックアクセラレータ)が担っていたハイビジョンコンテンツのデコードや画質調整などの処理を、新商品ではソフトウェアによって実現させ、地上デジタル放送視聴時にかかるシステム負荷の軽減を目指しました。これにより、ハードウェアにかかる製造コストを抑え、商品の低価格化を図りながらも、地上デジタル放送を美しく表示することに加え、PC上で作業しながら、地上デジタル放送も視聴できる「ながら見モード」など、システム負荷の大きい機能を利用することも可能です。
 また、「Qosmio F30/795LS」では、およそハガキ2枚分の大きさで、厚さ11mm、重さ270gの薄型・軽量「地上デジタル放送受信専用 室内用アンテナ*1」を同梱しており、これを利用することによって、強電界地域であれば、地上デジタル放送用の屋外アンテナの配線がない室内でも、地上デジタル放送を視聴することが可能です。

 さらに、ノートPC「dynabook TX」、「dynabook AX」など新商品全機種に、複雑な無線LANの設定を、マウスクリックでアクセスポイントを指定するだけの簡単な手順で完了できる「無線LANらくらく設定ソフト*2」を搭載しています。これは、お客様から当社のサポート窓口に多く寄せられる問題の解決を支援する当社オリジナル便利ソフトの第三弾として開発したもので、第一弾のPCへのデータ移行をサポートする「PC引越ナビ」や、第二弾の困ったときに便利な「おたすけナビ」などに続いて、PCの初期設定や使用時の使い勝手の向上を図っています。

*1: Qosmio F30/795LSに同梱の屋内で簡易にご利用いただくためのアンテナです。地上デジタル放送が受信できるエリア内であっても、受信できることを保証するものではありません。また、強電界地域用のため、電波の弱い地域ではご利用になれません。建物により遮蔽された場所など受信環境の悪い場所では良好に受信できない場合があります。
*2: 無線LAN通信をおこなうには、市販の無線LANルータが必要となります。

新商品の概要

新商品の概要

新商品の主な特長

1.

地上デジタル放送対応モデルを拡充したAVノートPC「Qosmio」シリーズ
 新商品「Qosmio F30」各モデルは、15.4型ワイドWXGA高色純度・高輝度Clear SuperView液晶(2灯式、490cd/m2)を搭載し、160GBのHDDに大口径harman/kardon(R)バスレフ型ステレオスピーカを内蔵したAVノートPCです。

(1) 「Qosmio F30/790LS」:当社ならではのソフトウェア技術により、従来モデルでは、専用のハードウェア(グラフィックアクセラレータ)が担っていたハイビジョンコンテンツのデコードや画質調整などの処理を、ソフトウェアによって実現。地上デジタル放送視聴時にかかるシステム負荷を軽減することで、ハイビジョン映像を美しく表示するほか、話題の言葉を簡単に検索できる「ホットワードリンク」機能(参考資料ご参照)や、地上デジタル放送を楽しむ以下の機能を新たに搭載することを可能としています。
(1) PC上で作業をしながら、地上デジタル放送も視聴できる「ながら見モード」
(2) 4:3のTV映像をワイド画面サイズに調整して表示できる「ズーム」機能*1
(3) 過去の予約履歴などを基に表示する「おすすめサービス」から簡単に録画予約*1
(4) 1.5倍の速さで映像と音声を視聴できる「早見・早聞再生」機能*1
(5) 映像の明るさなどが変えられる「映像調整メニュー」*1
(6)

HDD保存した映像のDVD-RAMへのムーブ機能*2
CPUに、Intel(R) Centrino(R) Duoモバイル・テクノロジー Intel(R)CoreTM Duo プロセッサー T2300動作周波数1.66GHzを採用し、512MBメモリを搭載しています。

(2) 「Qosmio F30/795LS」:Intel(R) Centrino(R) Duoモバイル・テクノロジー Intel(R) CoreTM Duo プロセッサー T2300動作周波数1.66GHzを採用し、NVIDIA(R) GeForceTM Go 7300のグラフィックアクセラレータに、1GBメモリを搭載した最上位モデルです。「F30/790LS」と同様に地上デジタル放送を楽しむ機能を新たに搭載したことに加えて、薄型・軽量の「地上デジタル放送受信専用 室内用アンテナ*3」を同梱しており、強電界地域であれば、同梱アンテナを利用して簡易に地上デジタル放送を視聴することが可能です。本体色はブラックモデル(Qosmio F30/795LSBL)もラインアップ。
(3) 「Qosmio F30/770LS」:高画質化機能「QosmioEngine」搭載の地上アナログ放送対応モデル。Intel(R) Celeron(R) M プロセッサー 410(1.46GHz)を搭載し、AV性能とコストパフォーマンスを両立しています。
*1: 従来は地上アナログ放送のみ対応。
*2: 元映像がハイビジョンでも、ムーブされた時点で標準画質になります。また5.1ch音声は2chにダウンミックスされて出力されます。
*3: 室内で簡易にご利用いただくためのアンテナですので、地上デジタル放送が受信できるエリア内であっても、受信できることを保証するものではありません。また、強電界地域用のため、電波の弱い地域ではご利用になれません。建物により遮蔽された場所など受信環境の悪い場所では良好に受信できない場合があります。
   
2. ノートPC「dynabook TX」シリーズ
 15.4型ワイド液晶を搭載し、ワンタッチボタンとして使うこともできる「光るタッチパッド」や、harman/kardon(R)ステレオスピーカ、ブリッジメディアスロット、無線LANを内蔵し、ワイド画面に適した「横スクロール機能付光学式マウス」を標準同梱するなど、スタンダードながら高パフォーマンスなノートPCです。

(1) 「dynabook TX/960LS」:高色純度・高輝度Clear SuperView液晶(2灯式、490cd/m2)に、 Intel(R) Celeron(R) M プロセッサー 380(1.60GHz)、新たに1GBメモリを採用し、120GBのHDD(高速回転5,400rpm)を搭載しています。
(2)

「dynabook TX/980LS」:高色純度・高輝度Clear SuperView液晶(2灯式、490cd/m2)に、最新のIntel(R) Centrino(R) Duoモバイル・テクノロジー Intel(R) CoreTM Duo プロセッサー T2300動作周波数1.66GHz、新たにデュアルチャネル対応の1GBメモリ、120GBのHDD(高速回転5,400rpm)を採用し、USBフラッシュメモリを(512MB)同梱しています。

(3) 「dynabook TX/950LS」:Intel(R) Celeron(R) M プロセッサー 380(1.60GHz)に512MBメモリ、100GBのHDD(高速回転5,400rpm)を搭載しています。
   
3. ノートPC「dynabook AX/940LS
 15.4型ワイド液晶に、Intel(R) Celeron(R) M プロセッサー 380(1.60GHz)を搭載し、USB2.0×4やS-Video出力×1を装備することに加えて、新たにExpress Cardスロット、ブリッジメディアスロット、i.LINKを採用。さらに、ワイド画面に適した「横スクロール機能付光学式マウス」を標準同梱、充実した基本性能のバリュースタンダードノートPCです。
   
4.

ノートPC「dynabook CX」シリーズ
 14.1型ワイド液晶を搭載した軽量コンパクトなノートPCです。

(1) 「dynabook CX/975LS、CX/955LS」:100GBのHDD(高速回転5,400rpm)に、harman/kardon(R)ステレオスピーカ、ブリッジメディアスロットを内蔵、さらに音楽再生機能付ぱらちゃんUSBメモリ(512MB)も標準同梱。最新のデュアルコアCPUモデルも選べます。
(2) 「dynabook CX/935LS」:Intel(R) Celeron(R) Mプロセッサー 410 動作周波数1.46GHzに、60GBのHDD(高速回転5,400rpm)を搭載しています。
   
5.

モバイルノートPC「dynabook SS MX」シリーズ
 デザイン性とPC性能を両立し、さらにセキュリティ機能が充実した12.1型ワイド液晶搭載のモバイルノートPCです。軽量コンパクトなボディに、「東芝HDDプロテクション」や「指紋センサ」、「ショックプロテクター」、「ウォーターブロック構造」、「プロテクトラバー」などのセキュリティ機能を搭載しています。

(1) 「dynabook SS MX/495LS」:最新のIntel(R) Centrino(R) Duoモバイル・テクノロジー Intel(R) CoreTM Duo プロセッサー T2300動作周波数1.66GHzを採用し、質量約1.9kg、約5.2時間のバッテリ駆動で高パフォーマンス。
(2) 「dynabook SS MX/470LS」:Intel(R) Celeron(R) M プロセッサー 410(1.46GHz)を搭載しています。
   
6.

全モデル共通の特長

(1) お客様の声を反映した東芝オリジナルソフト、買い替え時のデータ移行をサポートする「PC引越ナビ」、困ったときに便利な「おたすけナビ」に続いて、第3弾として「無線LANらくらく設定ソフト*1」をプレインストール。無線LANルータとの接続が簡便になり、手軽に無線LANを楽しめます。
(2) 全モデルにワイド液晶搭載、無線LAN内蔵。
(3) Microsoft(R) Windows VistaTMのハードウェア動作環境を満たしているWindows VistaTM Capable PCであり、次世代OSへのスムーズな移行が可能。
 

*1:無線LAN通信をおこなうには、市販の無線LANルータが必要となります。

新商品の主な仕様

<Qosmio F30シリーズ> 
2006年8月7日現在
新商品の主な仕様 <Qosmio F30シリーズ>

<dynabook TX/AXシリーズ> 
2006年8月7日現在
新商品の主な仕様 <dynabook TX/AXシリーズ>

<dynabook CXおよびdynabook SS MXシリーズ> 
2006年8月7日現在
新商品の主な仕様 <dynabook CXおよびdynabook SS MXシリーズ>
*1: 地上アナログ放送のみ。
*2: 1GBは10億バイトで算出しています。
*3:

SDカード、xD-ピクチャカード、マルチメディアカード、メモリースティック、メモリースティックPRO対応

*4:

社団法人電子情報技術産業協会の「JEITAバッテリー動作測定法(Ver1.0)」によるものです。なお、本体のみ省電力制御があります。満充電の場合。ただし、実際の駆動時間は使用環境によって異なります。

記載されている仕様は予告なく変更する場合があります。

参考資料


お問い合わせ先

お客様からの製品についての
お問い合わせ先
東芝PCあんしんサポート
(http://dynabook.com/assistpc/index_j.htm)

なお、新製品情報は当社のPC総合情報サイト「dynabook.com」(http://dynabook.com/)でも提供します。


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  • ATIおよびRADEON は、ATI Technologies Inc. の登録商標です。
  • harman/kardonスピーカーはHarman International社の登録商標です。
  • メモリースティックはソニー株式会社の商標です。
  • xD-ピクチャーカードは富士写真フィルム株式会社の商標です。
  • MultiMediaCardは、独Infineon Technologies AGの商標です。
  • SDメモリカードは株式会社東芝、松下電器産業株式会社、米国SanDisk社の登録商標です。

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