AVノートPC「Qosmio F20」の発売について

2005年6月2日

最大で24時間までさかのぼり可能な「プレイバック録画」などAV機能を強化

東芝AVノートPC「Qosmio F20」
 
東芝AVノートPC「Qosmio F20」
東芝ノートPC「dynabook AX」

 当社は、Windows(R)起動時のTV番組録画機能やTV映像の高画質化機能など、AV機能を強化したAVノートPC「Qosmio F20」4モデルを商品化し、6月10日から順次発売します。また、基本性能を向上し、コストパフォーマンスを追求した「dynabook AX」シリーズの新商品2モデルもあわせて発売します。

 「Qosmio F20」は、「プレイバック録画」*1を今回新たに採用しており、あらかじめ、リモコン操作などにより「タイムシフト」を設定した時点から、視聴しているチャンネルの放送をHDDに記録します。これにより録画予約を忘れたり、TV番組を視聴している最中に録画を仕損ねたシーンでも、最大で24時間以内さかのぼって録画保存することができます。また、TV番組の視聴時に、映像をMPEG圧縮せずに直接表示する「ダイレクトYUV」の採用や、受信電波の減衰を抑えるTVアンテナ変換ケーブルの採用などにより、Windows(R)起動時のTV映像を従来に比べ*2高画質化しています。
 加えて、大きく見やすいAVボタンやボリュームダイヤルを採用するなど、従来に比べて操作性を向上するとともに、デザインを一新し、本体色も2色用意しました。

 AVノートPC「Qosmio」シリーズでは、今回発表の「Qosmio F20」を加えることにより、全8モデル中、7モデルでワイド液晶を搭載することになります。当社はAVノートPCへのワイド液晶の採用を積極的に推し進め、DVD閲覧などワイドコンテンツ利用のニーズに「Qosmio」の豊富なラインアップで対応していきます。

 また、「dynabook AX」シリーズは、「Intel(R) Celeron(R) Mプロセッサ360動作周波数1.40GHz」を搭載し、DVD+R 2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブを採用するなど、基本機能を充実させ高いコストパフォーマンスを実現しています。新製品はMicrosoft(R) Office Personal Edition 2003やMicrosoft(R) Office OneNote(R) 2003を搭載した「dynabook AX/550LS」と非搭載の「dynabook AX/530LL」の2モデルを用意しています。

*1 「タイムシフト」を設定することで利用可能となります。「タイムシフト」開始時から最大で約24時間以内、または、HDDの容量がなくなるまでの範囲で録画できます。
*2 Qosmio従来シリーズとの比較

新製品の概要

新製品の概要

新製品の主な特長

<Qosmio F20シリーズ>

1. Windows(R)上でのTV録画機能をさらに便利に使いやすく強化
 Windows(R)起動時にTV番組の視聴や録画ができるソフトウェア「InterVideo WinDVRTM 5 for TOSHIBA」の機能を強化しています。
1) プレイバック録画:
 あらかじめ「タイムシフト」を設定することで、TV番組のHDDへの記録が開始され、「タイムシフト」開始時から最大で約24時間(またはHDDの容量がなくなるまで)さかのぼってTV番組を保存することができます。
2) 音声多重放送録画:
 TV番組録画時に、主音声に加えて副音声も収録可能なため、再生時に主/副を選ぶことができます。お気に入りの外国ドラマを副音声で楽しみつつ、Webサイトで単語を調べるなど、Qosmio F20ならではの楽しみ方も可能です。
3) 4モード対応録画:
 Windows(R)上で「WinDVRTM5」を使ってHDD録画をする際、新たに追加した「長時間」録画モードで最大約101時間の長時間録画*1が可能です。録画モードは、最良(約8Mbps)、良(約4Mbps)、普通(約2Mbps)、長時間(約1.4Mbps)の4種類*2から用途に合わせて選ぶことができます。
*1 ビットレート約1.4MbpsでCドライブ(空き容量約64.59GB)に録画した場合の録画目安時間。
録画可能な時間はあくまでも目安であり、実際の録画時間とは異なる場合があります。
*2 F20シリーズ以外の「Qosmio」シリーズは3種類の録画モードに対応。
 
2. Windows(R)上でのTV映像の高画質化*1を実現
1) ダイレクトYUVの採用:
 映像をデータ圧縮せずに直接表示する「ダイレクトYUV」をWindows(R)起動時にも採用することで、圧縮による劣化やタイムラグがなく、高画質で遅れのないTV映像表示を実現しています。
2) オーバースキャン機能の採用:
 受信電波の状況によって画面の上下に発生するチラツキを防ぐオーバースキャン機能を採用し、Windows(R)上で録画したTV番組もノイズを抑えた鮮明な映像を楽しむことができます。
3) 受信電波の減衰を抑えるTVアンテナ変換ケーブルを採用:
 受信電波の減衰を抑えるTVアンテナ変換ケーブルを採用し、さらに高画質なTV映像を実現しています。
*1 Qosmio従来シリーズとの比較
 
3. 新搭載の「MediaMarina」で、AVコンテンツ利用をさらにスムーズに
 「MediaMarina」は、動画・写真・音楽をPCに取り込んで活用できるマルチメディアナビゲーションです。QosmioシリーズのAV統合ユーティリティ「QosmioUI」と連携して起動し、動画・写真・音楽のライブラリを簡単に閲覧することができます。またリモコンによる操作も可能で、ガイダンス表示もあるため、選択、再生、編集なども手軽に行えます。
 
4. 最新のPC機能、充実したインターフェースを装備
 「Qosmio F20/390LS1」および「Qosmio F20/390LS2」*1では、CPUに「Intel(R) Pentium(R) Mプロセッサ730 動作周波数1.60GHz」、PC2-4200対応の512MBメインメモリを搭載し、グラフィックにはNVIDIA(R) GeForceTM Go 6200 TurboCacheTMを採用、最新のTurboCacheTM テクノロジによりビデオRAMの容量、帯域幅に応じてシステムメモリをダイナミックに活用し、最適なシステムパフォーマンスの実現を可能とします。
 また、Qosmio F20シリーズ共通で、SDカード、xD-ピクチャカードTM、メモリースティックTM、メモリースティックTM PRO、マルチメディアカードTM に対応しているブリッジメディアスロット、USB2.0×3などのインターフェースを備えています。
*1 「Qosmio F20/370LS1」および「Qosmio F20/370LS2」はIntel(R) Celeron(R) M プロセッサ360 動作周波数1.40GHz、PC2-3200対応512MBメモリ、Intel(R) 910GML Expressチップセット内蔵グラフィックを採用。

<dynabook AXシリーズ>

1. 充実の基本性能
 15型液晶を搭載した「dynabook AX」シリーズは、「Microsoft(R) Office Personal Edition 2003」、「Microsoft(R) Office OneNote(R) 2003」を搭載したモデルと、非搭載の2モデルを用意しています。またIntel(R) Celeron(R) Mプロセッサ360 動作周波数1.40GHz、DVD+R 2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブ、最大1,280MBまで増設可能な256MBメインメモリを搭載するなど、充実した性能と、A4ノートサイズながら約3.0kgの軽さを実現しています。

新製品の主な仕様

新製品の主な仕様
*1: 1GBは10億バイトで算出しています。
*2: 社団法人電子情報技術産業協会の「JEITAバッテリー動作測定法(Ver.1.0)」によるものです。満充電の場合。ただし、実際の駆動時間は使用環境によって異なります。なお、省電力制御があります。

お問い合わせ先

お客様からの製品についての
お問い合わせ先
東芝PCダイヤル
(http://dynabook.com/assistpc/index_j.htm)

なお、新製品情報は当社のPC総合情報サイト「dynabook.com」(http://dynabook.com/)でも提供します。


  • 本資料掲載の商品はそれぞれ各社が商標として使用している場合があります。
  • Intel、Intel Centrino、Pentium、CeleronはIntel Corporationの登録商標または商標です。
  • Microsoft、Windows、は米国Microsoft Corporationの米国及び他の国における登録商標です。
  • Windowsの正式名称はMicrosoft Windows Operating Systemです。
  • i.Linkとi.Linkロゴは商標です。
  • NVIDIA、GeForceは、NVIDIA Corporationの登録商標、または商標です。
  • harman/kardonスピーカーはHarman Multimedia社の登録商標です。
  • メモリースティックはソニー株式会社の商標です。
  • xD-ピクチャーカードは富士写真フィルム株式会社の商標です。
  • MultiMediaCardは、独Infineon Technologies AGの商標です。
  • SDメモリカードは株式会社東芝、松下電器産業株式会社、米国SanDisk社の登録商標です。

プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。