垂直磁気記録方式を採用した磁気ディスク装置の世界初の商品化について 2004年12月14日
当社は、垂直磁気方式を採用した磁気ディスク装置を世界で初めて*1商品化します。40ギガバイトの容量で本体の厚さを5mmに抑えた1.8型磁気ディスク「MK4007GAL」を商品化し、2005年度第1四半期(4月-6月期)から量産を開始します。さらに、1.8型磁気ディスク装置として業界最大容量*1の80ギガバイト*2を実現した「MK8007GAH」を商品化し、2005年度第2四半期(7月-9月期)から量産を開始します。 新製品は、垂直磁気記録方式を採用することで、世界最高*3の面記録密度206メガビット/平方ミリメートル(133ギガビット/平方インチ)を実現し、当社従来機種に比べ記憶容量を33%向上*4しています。新製品には新しく開発された垂直記録用ヘッドとディスクを採用しており、垂直記録の性能を十分に引き出すためのヘッド・ディスク統合設計技術を開発することで、安定した高密度記録を実現しています。 当社は世界に先駆けて、垂直磁気記録方式を採用した磁気ディスク装置を商品化することで、小型磁気ディスク装置の差異化を図り、売上げを拡大していきます。
新製品の概要 商品化の背景と狙い 現在、磁気ディスク装置に採用されている面内磁気記録方式は、ディスク内が磁化されたとき、S極同士、N極同士が突き合わさった構成となるため、記録密度を高めようとするとお互いに磁化を弱めあうという特徴があります。そのため、面内磁気記録方式は、安定に記録密度を高めることが難しくなってきています。 新製品の主な特長
新製品の主な仕様
《磁気ディスク装置における記録方式の違い》 1.面内記録方式(従来)の構造 2.垂直記録方式の構造 お問い合わせ先
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