次世代DVD「HD DVD」ディスク製造技術資料の公開について 2004年7月26日
メモリーテック株式会社 メモリーテック株式会社(社長:川﨑 代治、所在:東京都港区)と株式会社東芝(社長:岡村正、所在:東京都港区)は、両社の技術協力により実現した次世代DVD「HD DVD」再生用ディスクの製造ラインについて、技術資料を公開いたします。 メモリーテック株式会社は、株式会社東芝との技術協力をもとに、日本電気株式会社、住友重機械工業株式会社、オリジン電気株式会社、芝浦メカトロニクス株式会社、日立コンピュータ機器株式会社と共同で、DVD/HD DVDディスク製造兼用機の開発を進めて参りました。本年5月には、同社つくば工場(所在:茨城県明野町)に2ラインの製造ラインが完成し、稼働を開始しました。新設ラインは、DVD生産ラインとしても高い生産効率を実現しており、現在、DVDディスクの量産と、HD DVDサンプルディスクの量産に、同一ラインを併用して使用しています。 新たに設置・稼動した製造ラインのディスク生産のサイクルタイムはHD DVDの場合で、3.5秒(2層30ギガバイトディスクの場合)、DVDの場合で3.0秒を達成しており、製造歩留りはいずれも90%を越えています。また、HD DVDとDVDの生産切り替えも僅か5分程度で完了することが可能となっています。HD DVDの量産に向けて、コスト効率の高い生産性と品質保証を実現しています。 この兼用ラインの実現は、DVD生産の8年に亘る設備技術、生産技術の業界全体の蓄積の成果であり、これを広くディスク製造業界に還元すべきものと考え、今般技術内容を公開することにしたものです。多くの企業、研究機関等において、次世代DVD「HD DVD」のディスク製造技術資料が活用され、DVDの更なる発展につながるものと期待しています。 株式会社東芝会社概要 メモリーテック株式会社概要
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