高性能64ビットRISC型マイクロプロセッサ新製品の発売について 2004年7月6日
当社は、機器の高性能化に伴って、容量の拡大するデータやプログラムを高速に処理することができる64ビットRISC型マイクロプロセッサ「TX9956CXBG-666」など2品種を商品化し、7月下旬からサンプル出荷を開始します。 新製品は、90ナノメートル(nm)の微細加工プロセスを採用し、米国MIPS社のRISCアーキテクチャを利用した当社オリジナルのプロセッサコア「TX99/H4」を搭載しており、最高動作周波数666MHz*の高速処理が可能な当社のRISC型マイクロプロセッサの最上位汎用製品です。本製品は、ハイエンドのレーザービームプリンタやセットトップボックスなどのデジタル情報機器に適しています。この新製品には、大容量のセカンダリーキャッシュメモリ(256Kバイト)を内蔵しているため、キャッシュに貯えられているプログラムやデータなどのヒット率が向上し、本製品を搭載する機器の実行性能を高めることが可能です。 当社は、1989年からMIPS社とRISC型マイクロプロセッサの分野において提携関係にあり、同社の技術を導入した高性能マイクロプロセッサを「TXシリーズ」としてデジタル情報機器やネットワーク機器向けに展開しています。
新製品の概要
開発の背景と狙い 近年、ネットワークプリンタや家庭用のテレビに接続して追加機能を提供するセットトップボックスなどのデジタル情報機器では、高機能化が進み、プログラムやデータの容量が拡大しており、データの高速処理が望まれています。 新製品の主な仕様
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