世界最小の燃料電池システムの開発について 2004年6月24日
当社は、ウエアラブルな(身に着ける)小型オーディオプレーヤやワイヤレスヘッドセットなどの小型電子機器向けに、ダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)を用いた世界最小の電源システムを開発しました。 当社は今回、燃料ポンプや送気ファンを全く使用せず、小型化に適したパッシブ型の燃料電池セルを採用しています。また、電極内の触媒を直径数ナノレベルの微粒子にして高密度に配置する技術を導入するなど、全般的な構造の最適化によりセルの小型化を図るとともに、メタノールを希釈せずに使用して発電できるシステムを実現しています。 当社では、これまでノートパソコンや携帯電話向けに、アクティブ型燃料電池も開発してきていますが、今回のパッシブ型燃料電池と合わせ、幅広い用途に対応できる燃料電池技術を開発していきます。 開発品の主な仕様
開発した技術の概要 小型の燃料電池の実現に適したパッシブ型のシステムにおいては、燃料を希釈循環する機構がないため、長時間駆動には高濃度のメタノールを用いて発電する必要があります。 【参考】
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