電力取引支援ソリューション「Power Trader(TM)(パワー・トレーダー)」の発売について 2003年11月4日
当社は、電力取引所における売買を行うための電力取引支援ソリューション「Power TraderTM(パワー・トレーダー)」を商品化し、12月1日から販売します。 「Power TraderTM」の特長は、「経営戦略支援」にあります。発電計画や市場の価格予測などのシナリオを基に、計画している需給のバランスがもたらす収益やリスクを予測して、評価を行う「需給ポートフォリオ評価機能」により、リスクを最小化して、適正な収益を確保するための支援を行います。また、発電計画や市場の価格予測を行うシナリオ作成のために、発電設備の状況や燃料費の動向、需要変動や、電力系統の制約といった複雑な条件を自動的に反映する「市場シミュレータ機能」を搭載しており、ユーザーは業務の負荷を軽減しながら、適切な判断をすることができます。 「Power TraderTM」では、それぞれの機能のソフトウェアをモジュール化したシステム構成を採用しており、電力自由化の進展に合わせた段階的なシステム導入を可能としています。ユーザーが、それぞれのニーズに合わせて必要な機能だけを選択して組み込むことが可能で、拡張性と柔軟性に優れています。 今回、「Power TraderTM」の開発にあたり、技術提携を行ったKWI社は、エネルギー取引やリスク管理の分野において世界トップレベルの実績をもっており、北米、欧州をはじめとして世界20カ国以上の50社を超えるエネルギー企業でKWI社のソリューションが利用されています。KWI社のソリューションは、電力取引だけでなく、CO2排出権、燃料(ガス・原油・石炭など)等の取引にも対応しており、当社は今後「Power TraderTM」にこれらの機能を取り込むことで、さらなる機能拡張を図っていきます。 商品化の背景と狙い 日本における電力自由化は、1995年4月の電気事業法の改正による、卸発電市場の自由化に始まり、2000年3月の小売部分自由化などの改正を経ながら段階的に進められてきましたが、2005年4月には電力取引所が創設されて本格的な自由化の段階に移ります。 「Power TraderTM」の特長
「Power TraderTM」の概要
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