第3世代携帯電話用InGaP系HBTパワーアンプモジュールの発売について 2003年5月29日
当社は、第3世代携帯電話・CDMA2000 1x用のパワーアンプモジュールとして、4mm角の業界最小パッケージで、世界最高レベルの電力効率40%を実現したInGaP系HBT(インジウム・ガリウム・リン系ヘテロ接合型バイポーラトランジスタ)「S-AU87」を製品化し、本日からサンプル出荷を開始します。 新製品は、HBTプロセスの改良や内蔵するバイアス回路の最適化により、待機時の消費電流を業界最小の55mAとしたほか、フリップチップ実装の採用などによりパッケージサイズを業界最小の4mm角としており、携帯電話の小型化、低消費電力化が可能です。 なお、W-CDMA用のパワーアンプモジュール「S-AL54」も同一サイズのパッケージで、同時に製品化します。 新製品の主な概要
開発の背景と狙い 高機能化が進む携帯電話には、カメラや大画面液晶など多くの部品が搭載されています。このため、基幹部品の一つであるパワーアンプモジュールにも高性能化に加えて、省スペース化と低消費電力化が求められています。 当社はこうしたニーズに対応し、高効率化と同時に、パッケージの小型化と低消費電力化を実現した新製品を商品化するものです。 新製品の主な特長 CDMA2000 1X用パワーアンプモジュール
W-CDMA用パワーアンプモジュール CDMA2000 1x用と同様のHBT、および回路技術を用いたW-CDMA用パワーアンプモジュール「S-AL54」も同時に製品化します。
新製品の主な仕様 CDMA2000 1X用パワーアンプモジュール
W-CDMA用パワーアンプモジュール
お問い合わせ先
|
![]() |
プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。 | ![]() |