ホームロボットのコンセプトモデル「ApriAlpha(アプリアルファ)」の「ROBODEX2003」への展示について 2003年3月20日
当社は、ホームロボットのコンセプトモデルとして、音声認識と音声合成技術により会話で人とコミュニケーションしたり、画像認識技術により予め登録した人を認識することができる「ApriAlpha(アプリアルファ)」を試作し、4月3日からパシフィコ横浜で開催される「ROBODEX2003」に展示します。「ApriAlpha」には、機能の追加を簡単に実現できるよう、分散オブジェクト技術を利用した新開発のオープンロボットコントローラを搭載しています。また、主電源用バッテリの充電を行なう補助電源としてダイレクトメタノール型燃料電池を搭載したモデルも参考展示します。 ブロードバンド環境の普及に伴い、今後は家庭内でも家電製品やパソコン、テレビ、ホームサーバなどがネットワーク化され、様々な機能やサービスを提供するホームネットワークの構築が進んでいくものと予想されています。 将来は、家事の支援や介護、軽作業を行なう機能を付加し、高齢者や家族が安心して暮らせるパートナーに発展させていきたいと考えています。 今回試作したコンセプトモデル「ApriAlpha」の主な機能は以下の通りです。
コンセプトモデルの技術的特長 当社は、「ApriAlpha」に様々な機能を搭載して簡単に機能拡張ができるように、分散オブジェクト技術HORB*を利用した「オープン・ロボット・コントローラ・アーキテクチャー(ORCA)」を構築し、このアーキテクチャーに基づくコントローラを新たに開発しました。 ロボットの開発の際にこのコントローラアーキテクチャーを採用すると、CPUやOSを変更しても要素技術のソフトウエアの再利用が可能になるほか、他社の開発したソフトウェアも簡単に組み込めるようになるなど、開発を短期間に効率良く進めることができます。 当社は、今後、様々な分野にロボットの適用を進めていくには、オープンなコントローラアーキテクチャー(ORCA)の存在が必須であると考え、このコントローラアーキテクチャーの普及を目指して、ロボットの開発を行なう各メーカーや、大学、研究所、これから参入を考えている企業などに対して採用を呼びかけていきます。
コンセプトモデルの主な仕様
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