GPSケータイ及びPHSを使った位置情報サービスの開始について

2002年8月13日

株式会社 東芝
東芝ロケーションインフォ株式会社

 株式会社東芝(社長:岡村正、以下東芝)と東芝ロケーションインフォ株式会社(社長:北川修身、以下TLI社)は、KDDI株式会社の提供するau携帯電話のGPSナビゲーション機能(eznavigation)対応の携帯電話機「GPSケータイ」を使用した位置情報サービスを10月から提供します。

 新サービスは、au携帯電話がサービスを行っているGPS(全地球測位システム)による高精度の位置情報サービス「eznavigation」に対応した携帯電話機を使用して、外勤率の高い営業員の位置確認や、高齢者の救急通報サービス、車両盗難対策など、端末所持者の位置を管理者や家族が把握するというモニタリング型の位置情報サービスです。

 東芝では、TLI社をサービス提供主体として、従来からDDIポケット株式会社のポケット電話網を利用し、新サービスと同様のサービスを行っています。
 PHS、「GPSケータイ」ともにサービスを提供するので、例えば全国規模で外務員を配置している企業では、地域に最適な電話機を選択することによって、位置情報利用のコストパフォーマンスの向上を図ることができます。また、既に使用しているau携帯電話を「GPSケータイ」に機種変更することによって、電話番号の変更なしで本サービスを利用できます。なお、既にPHSで本サービスを利用されているユーザが「GPSケータイ」での利用を希望する場合には、電話機の追加を行うだけでよく、検索用パッケージソフトや地図ソフトはそのまま利用することができます。

 当社とTLI社は、本サービスの販売・提供に関し、以下の通り役割を分担して推進し、今後3年間で10万台の加入をめざします。

・位置情報を組み込んだサービス・システム販売 : 東芝 e-ソリューション社
・位置情報サービスの提供 : 東芝ロケーションインフォ

サービス開始の背景

 競争の激化やグローバル化によって、日々スピーディーな顧客対応や営業判断が求められている昨今では、限られた人的リソースをどのように有効活用し、どのように配置するかによって、顧客からの評価が大きく変わってきます。
 当社が提供している位置情報サービスは、外勤率の高い営業員や保守サービス員の位置を必要に応じてリアルタイムで把握することで、対応ミスや機会ロスを防いだり、外勤者の日報作成支援により、経営者の状況判断に貢献するなどのメリットを提供します。
 これまでもPHSにより位置情報サービスを提供してきましたが、携帯電話は日本国内において加入台数が既に7100万台を超えており、「GPSケータイ」によるサービスメニューを加えることで、利用分野、料金、利用電話機など顧客のニーズにあった位置情報サービスの提供が可能になります。

主なサービスの特長

1. 法人の利用を目的とした「位置情報サービス」
オフィスのパソコンとTLI社の位置情報センターをインターネットなどで接続し、外勤者からの活動状況を位置情報付きデータで受信し、パソコン上に外勤者の現在の状況を表示できます。これにより、オフィスから指示、支援などを行ったり必要によって外勤者の位置を地図上で確認することができます。
   
2. 主に中小企業やSOHOの外勤者の利用を目的とした「e-日報サービス」
外勤者が、業務状態(客先打ち合わせ、移動中など)を「ステータス情報」として位置機能付き携帯電話から都度発信しておくことにより、一日分まとめて日報作成用データをメールで外勤者のパソコンに送信するサービスです。オフィスに位置把握用のシステムが不要なため、手軽に利用可能です。
   
3. 家庭や個人の利用を目的とした「e-Locationサービス」
インターネット対応の携帯電話機から位置機能付き携帯電話の位置を把握したり、位置機能付き携帯電話から位置情報をメールや自動音声で通知するサービスです。コールセンターに電話をして位置検索を依頼することもできます。

主なサービスの価格

主なサービスの価格
(注)上記サービス料金には、加入している携帯電話会社などの料金は含まれておりません。

お問い合わせ先

サービスに関するお客様からの
お問い合わせ先
株式会社東芝
e-ソリューション社
TEL 03(3457)4003
東芝ロケーションインフォ株式会社 TEL 03(5439)7088


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