インバータ家電向け大電力トランジスタドライバ用フォトカプラの新製品発売について 2002年5月14日
当社は、エアコンなどのインバータ家電に搭載される大電力トランジスタドライバ用フォトカプラの新製品として、Bi-CMOSプロセスを採用することにより業界トップレベルの低消費電力を実現した「TLP351」を製品化します。新製品のサンプル出荷は6月から行い、8月から月産100万個規模で量産を開始します。 フォトカプラは、一つのパッケージの中に発光、受光素子を組み込み、電気的に絶縁したまま光によって信号伝達を行う光複合デバイスです。主にACアダプタやバッテリチャージャ、家電製品などの電位の異なる回路間で使用され、外来ノイズからデバイスを保護するものです。 新製品は、工業用ロボットや家電製品のインバータ回路に用いる大電力トランジスタであるパワーMOS FET(電界効果トランジスタ)、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)のドライバIC出力フォトカプラです。当社従来製品に比べ供給電流を約80%低減していますので、周辺部品の小型化や省スペース化、コストダウンを促進することができます。また、動作温度範囲も従来製品より拡大しており、100 新製品の主な概要
新製品の開発の背景 近年、家電製品では低消費電力がキーワードとして大きく取り上げられており、その対応としてより細かい制御が可能なインバータ化を進める動きが強まっています。それにあわせてインバータに使われるデバイスにも低損失で高速かつ、広い動作温度範囲を持つものが求められています。特に、省エネ法の改正によりトップランナー方式が導入されるエアコンにおいては、低消費電力に対する要求が一層高くなっています。 当社はこうしたニーズに対応し、従来品に比べ大幅に消費電力を低減し、動作温度範囲を拡大した新製品を開発しました。新製品の採用により省エネ化や周辺部品の小型化、省スペース化を促進します。 新製品の主な特長
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