業界初のテレビ用プラスチックのリサイクル技術開発について 2001年12月4日
新日鐵化学株式会社 株式会社東芝(社長:岡村 正)および新日鐵化学株式会社(社長:西 恒美)は、両社共同により、テレビ用プラスチックのリサイクルについて検討を進めてきましたが、このたび、成形性・物性・外観などについて、バージン材料と同等の性能が得られるマテリアルリサイクル技術を確立いたしました。 今回開発した技術により、使用済みテレビのプラスチックを、再びテレビへ戻すというクローズド・マテリアルリサイクルのループを構成することが可能となり、廃棄物としての排出が大幅に減量され、ゼロエミッションに大きく近づくものであります。 従来、使用済みテレビの筐体を構成するプラスチックは、ほこりやラベルなどの異物や塗装などの除去が困難であったため、再生時における成形性・物性・外観などがバージン材料に比較して劣っており、このことがリサイクルの障害となっていました。 テレビ筐体プラスチックのリサイクルシステムとしては、家電リサイクル工場で材料別に分別・破砕したプラスチックを新日鐵化学において、新開発の乾式洗浄を行い、異物を除去した後、バージン材と混合させて、物性や成形性を調整したうえでペレット化し、リサイクル材として、テレビの筐体に再利用するものです。 両社は、まず東芝のグループ会社の西日本家電リサイクル株式会社や株式会社テルムで回収した使用済みテレビを対象に、本リサイクルシステムをスタートする計画です。 なお、両社では、本技術を12月13日から東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2001」に出展する予定です。 |
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